決算ノート
161A東証グロース児童発達支援・放課後等デイサービス

2026年7月期 決算サマリー

サマリー

児童発達支援・放課後等デイサービス「COMPASS」を展開する三葉の2026年7月期は、13事業所の新規開設により 期末事業所数119か所に拡大し、売上高は前期比10.1%増の35億92百万円。営業利益は同969.5%増の71百万円、 当期純利益は同271.4%増の70百万円と大幅増益となった。黒字化・大幅増益にもかかわらず配当は見送りを継続する。

売上高

3,592百万円

+10.1%

営業利益

71百万円

+969.5%

経常利益

114百万円

+286.8%

親会社株主帰属当期純利益

70百万円

+271.4%

ハイライト

  • 児童発達支援・放課後等デイサービス「COMPASS」ブランドを中核とする教育・福祉サービスの単一セグメント事業。当期に13事業所(うち相談支援4か所)を新規開設し、期末事業所数119か所(児童通所支援97、相談支援20、生活介護1、グループホーム1)、児童発達支援センターは11施設に拡大
  • 大阪府守口市・東京都北区から児童発達支援センターの運営を受託し、民間開設に加え自治体受託モデルも展開
  • 自社メディア(YouTube「COMPASSハッピーチャンネル」登録者10万人突破、姉妹chと合計約13.6万人)を採用・ブランディングに活用
  • 第38期(2027年7月期)は職員賞与の支給水準引き上げを決定し、当期の賞与引当金を前期21百万円→34百万円に積み増し。一部新規施設の開所遅延に伴う先行人件費・賃料も重なり、営業利益は会社の業績予想を下回った
  • 「施設数を増やす経営」から「施設別収益性を高める経営」への転換を進めている段階

財政状態

総資産

1,383百万円

純資産

214百万円

自己資本比率

15.5%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主帰属当期純利益
2027年7月期 業績予想4,089百万円+13.8%124百万円+75.0%137百万円+19.5%82百万円+16.4%

注目ポイント

大幅な増収増益を達成し黒字幅も拡大しているが、自己資本比率は15.5%とまだ厚みが薄く、無配方針も継続している。事業拡大フェーズにおいて職員処遇改善(賞与引当金の積み増し)と一部施設の開所遅延が重なり、営業利益が会社計画を下回った点は、急速な多店舗展開に伴う一時的な軋みとして捉えられる。「施設数拡大」から「施設別収益性向上」への経営方針転換が実際の数字にどう表れてくるか、次期以降を注視したい。

出典:株式会社三葉「2026年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月14日開示)

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