1723東証ビルの空調計装工事、工場向けの計装・自動制御工事
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
ビルの空調計装工事を主力とする日本電技(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、工場関連の大型既設物件などの計上で、売上高が前年同期比3.2%増の86億96百万円となった。売上総利益率の改善で、営業利益は同39.4%増の17億56百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同39.3%増の12億98百万円。受注高は同30.8%増の159億71百万円と大きく伸びた。9月28日に、株式の売出しに関連して実施した公認会計士等の期中レビューが完了したと発表した。財務諸表は7月24日の開示から変更はない。
売上高
8,696百万円
+3.2%営業利益
1,756百万円
+39.4%経常利益
1,911百万円
+41.2%親会社株主に帰属する四半期純利益
1,298百万円
+39.3%受注高
15,971百万円
+30.8%空調計装関連 繰越工事高
36,529百万円
+37.1%自己資本比率
84.4%
前期末76.7%ハイライト
- 売上高は8,696百万円(前年同期比+3.2%)、営業利益は1,756百万円(+39.4%)、経常利益は1,911百万円(+41.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,298百万円(+39.3%)。売上総利益率は47.0%で、前年同期の42.2%から改善した(当社試算)
- 空調計装関連事業は、受注高14,776百万円(+30.7%)、売上高7,667百万円(+1.6%)、セグメント利益2,829百万円(+13.9%)。新設の売上は反動で29.1%減った一方、工場・事務所向けの既設工事が30.9%増えた
- 空調計装関連の受注は、工場・宿泊施設向けの新設(+46.3%)と、工場・データセンター向けの既設(+25.7%)がともに増えた。繰越工事高は36,529百万円(+37.1%)
- 産業システム関連事業は、受注高1,195百万円(+32.0%)、売上高1,028百万円(+17.1%)、セグメント利益209百万円(+96.4%)。繰越工事高は4,221百万円(+41.0%)
- 工事の完成・引き渡しが第4四半期に集中するため、第1〜3四半期の売上高は小さくなる季節性がある
- 総資産は55,790百万円(前期末比5,308百万円減)。現金預金や完成工事未収入金の回収、未払法人税等の支払いで資産・負債がともに減った。自己資本比率は84.4%
- 通期予想は5月7日公表の数値から変更なし。配当予想は年56円(中間20円・期末36円)で、2026年4月1日付の1株を4株とする株式分割を考慮すると、前期比16円の増配
- 9月28日に、同日の取締役会で決議した当社株式の売出しに関連して、四半期連結財務諸表の公認会計士等による期中レビューが完了したと発表した。7月24日に開示した財務諸表に変更はない
財政状態
総資産
55,790百万円
純資産
47,088百万円
自己資本比率
84.4%
現金預金
7,717百万円
有価証券・投資有価証券
28,736百万円(当社試算)
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(変更なし) | 51,500百万円(進捗16.9%)+11.1% | 12,500百万円(進捗14.0%)+5.7% | 12,700百万円+4.7% | 8,700百万円+3.0% |
注目ポイント
売上はほぼ横ばいだったが、利益率の高い既設工事の比率が上がり、営業利益は4割近く増えた。新設工事の売上が反動で3割減った一方、工場や事務所の既設改修工事が3割増え、売上構成の変化が利益を押し上げた。
受注はさらに強い。工場やデータセンター向けの工事を中心に受注高は3割増え、繰越工事高も空調計装関連で365億円と前年同期から4割近く積み上がった。売上が第4四半期に集中する事業のため、第1四半期時点の進捗率は低いが、手持ち工事の厚さは通期予想の裏付けになる。
今回の発表は、株式の売出しに伴って任意の期中レビューを受けたことを知らせるもので、数値の変更はない。