2351東証・名証クラウドインテグレーション(クラウドサービス・システム開発)、ECサービス
黒字転換
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
クラウドサービスとシステム開発を手がけるASJ(IFRS・連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、HRTechサービスの受注が好調でインテグレーション売上が2.5倍に伸び、売上収益が前年同期比17.8%増の6億83百万円となった。生成AIの活用などで管理コストを削減し、営業利益は23百万円(前年同期は492千円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は15百万円(同7百万円の損失)となった。第1四半期の黒字は9期ぶり。通期予想は据え置いた。
売上収益
683百万円
+17.8%営業利益
23百万円
前年同期492千円税引前四半期利益黒字転換
20百万円
前年同期は1百万円の損失親会社の所有者に帰属する四半期利益黒字転換
15百万円
前年同期は7百万円の損失インテグレーション売上収益
193百万円
+153.5%親会社所有者帰属持分比率
60.1%
前期末60.5%ハイライト
- 売上収益は683百万円(前年同期比+17.8%)。開発費の増加で売上原価率は63.6%(前年同期比+2.4ポイント)に上がったが、営業効率の改善と生成AI活用などによる管理コストの削減で販管費率は33.1%(同△5.8ポイント)に下がり、営業利益は23百万円(前年同期492千円)。親会社の所有者に帰属する四半期利益は15百万円(前年同期は7百万円の損失)、基本的1株当たり1.92円。第1四半期としては2018年3月期以来9期ぶりの黒字
- クラウドインテグレーションサービスは売上収益488百万円(+32.3%)。サービス利用料や保守料などのサブスクリプション売上は295百万円(+0.8%)と堅調で、開発・システムインテグレーションのインテグレーション売上はHRTechサービスの受注好調で193百万円(+153.5%)に増えた
- ECサービスは利益率向上を目的に販売戦略を見直し、売上収益194百万円(△7.6%)
- 財政状態は、資産合計4,851百万円(前期末比+22百万円)、資本合計2,918百万円、親会社所有者帰属持分比率60.1%(前期末60.5%)。現金及び現金同等物は1,159百万円(+68百万円)。将来の売上にかかる前受金が80百万円増えた
- 通期予想(2026年5月15日公表)は修正なし。売上収益2,900百万円(+9.0%)、営業利益150百万円(+19.0%)、親会社の所有者に帰属する当期利益100百万円(+13.6%)。第1四半期の進捗は売上収益23.6%、営業利益15.3%、当期利益15.0%(当社試算)。会社は概ね当初の想定どおりとしている
- 配当は期末3円を予想(前期は記念配当1円を含む3円)
財政状態
資産合計
4,851百万円
資本合計
2,918百万円
親会社所有者帰属持分比率
60.1%
現金及び現金同等物
1,159百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 営業利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 2,900百万円(進捗23.6%)+9.0% | 150百万円(進捗15.3%)+19.0% | 100百万円(進捗15.0%)+13.6% |
注目ポイント
クラウドサービスとシステム開発を手がける同社は、第1四半期として9期ぶりに黒字を確保した。人事領域のHRTechサービスで開発案件の受注が好調で、インテグレーション売上は2.5倍に増えた。安定収益であるサブスクリプション売上も小幅ながら伸びている。
開発案件の増加で原価率は上がったものの、生成AIの活用などで管理コストを減らし、販管費の比率を6ポイント近く下げた。コスト削減の効果が利益を押し上げた形だ。
通期は営業利益19%増を見込み、会社は第1四半期は概ね想定どおりとしている。EC事業は利益率重視で縮小が続いており、クラウド事業の受注の勢いが続くかが焦点となる。