261A東証建設コンサルティング(上下水道・河川)
2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
上下水道を中心とする建設コンサルタントの日水コン(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、手持ち業務の進捗が前年同期より遅れ、売上高が前年同期比4.9%減の127億40百万円、営業利益が同20.6%減の15億46百万円となった。親会社株主に帰属する中間純利益は同30.7%減の9億17百万円。受注高は前年に子会社が10年契約の水の官民連携(ウォーターPPP)案件を受注した反動で同23.2%減となった。会社はいずれも概ね期初計画に沿っているとして、通期予想を据え置いた。
売上高
12,740百万円
△4.9%営業利益
1,546百万円
△20.6%経常利益
1,675百万円
△16.8%親会社株主に帰属する中間純利益
917百万円
△30.7%受注高
11,312百万円
△23.2%受注残高
23,309百万円
△2.7%自己資本比率
56.2%
前期末59.8%ハイライト
- 売上高は12,740百万円(前年同期比△4.9%)、売上総利益は4,070百万円で売上総利益率は31.9%(前年同期32.5%、当社試算)。販管費は2,523百万円(+4.8%、当社試算)に増え、営業利益は1,546百万円(△20.6%)。受取利息及び配当金56百万円、持分法投資利益36百万円などで経常利益は1,675百万円(△16.8%)。法人税等は731百万円(負担率43.7%、当社試算)で、中間純利益は917百万円(△30.7%)、1株当たり78.08円
- 受注高は11,312百万円(△23.2%)、受注残高は23,309百万円(△2.7%)。会社は、子会社Rifレックスが前年に10年契約のウォーターPPP案件を受注した反動で受注高が減ったと説明。売上・利益の減少は手持ち業務の進捗の遅れによるもので、いずれも概ね期初計画に沿っているとしている
- 分野別の売上高は、水道4,669百万円(△1.0%)、下水道6,816百万円(△4.8%、手持ち業務の進捗遅れ)、河川その他1,255百万円(△17.6%、治水・利水業務などの受注減)(建設コンサルティング事業の単一セグメント)
- 事業環境について会社は、能登半島地震や2025年1月の埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けてインフラの災害対策・老朽化対策の必要性が高まり、国土強靱化の公共事業関係費が安定して推移しているとしている
- 財政状態は、総資産27,209百万円(前期末比+2,417百万円)、純資産15,462百万円、自己資本比率56.2%(前期末59.8%)
- 通期予想は修正なし。売上高24,900百万円(+2.0%)、営業利益2,410百万円(+1.3%)、経常利益2,450百万円(△2.3%)、純利益1,660百万円(△4.1%)、1株当たり141.33円。中間期の進捗は、売上高51.2%、営業利益64.1%、経常利益68.4%、純利益55.2%(当社試算)
- 配当は中間37円・期末37円の年74円(前期74円)の予想で修正なし。決算補足説明資料は「有」
財政状態
総資産
27,209百万円
純資産
15,462百万円
自己資本比率
56.2%
受注残高
23,309百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(修正なし) | 24,900百万円(進捗51.2%)+2.0% | 2,410百万円(進捗64.1%)+1.3% | 2,450百万円(進捗68.4%)△2.3% | 1,660百万円(進捗55.2%)△4.1% |
注目ポイント
上期は減収減益となったが、会社は手持ち業務の進捗が前年より遅れたことによるもので、計画の範囲内だと説明している。受注高の2割減も、前年に子会社が10年契約の大型の上下水道官民連携(ウォーターPPP)案件を取った反動が大きく、受注残高は前年同期比で3%弱の減少にとどまる。
上下水道のインフラ老朽化や災害対策への需要は、八潮市の道路陥没事故などを受けて一段と高まっており、国土強靱化関連の公共事業費も安定している。同社はウォーターPPP関連業務や老朽化・耐震化対策業務に注力している。
通期予想に対する営業利益の進捗は64%で、会社は概ね期初計画どおりとしている。下期に進捗の遅れを取り戻せるか、また河川分野の受注減が続くかが注目点となる。