決算ノート
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2027年5月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

アスクルの2027年5月期第1四半期は、2025年10月のランサムウェア攻撃からの回復途上にあり、 売上高は前年同期比8.2%減の1,123億円、営業損益・経常損益・四半期純損益はいずれも赤字に転落した。 中期経営計画に基づきリテール事業の再成長を掲げるが、通期予想(売上高4,900億円、+22.4%)は据え置かれており、 第1四半期の落ち込みとの乖離が大きく、下期の回復ペースが焦点となる。

売上高

112,345百万円

△8.2%

営業損失赤字

△418百万円

前期は1,053百万円の利益

経常損失赤字

△452百万円

前期は938百万円の利益

四半期純損失赤字

△508百万円

前期は344百万円の利益

配当予想(通期)

20.00円

前期比+10.00円

ハイライト

  • 2025年10月のランサムウェア攻撃からの回復途上で、eコマース事業(ASKUL・LOHACO)は売上高が前年同期比2桁減、セグメント営業損失に転落
  • 前年同期の猛暑の反動や、前年に計上した特需・備蓄米販売の反動もあり季節商材の売上が伸び悩んだ
  • グループ会社(アルファパーチェス・フィード)の売上高は堅調で前年同期比+14.6%と収益を下支え
  • 自己資本比率は21.1%(前期20.8%)とわずかに改善する一方、総資産・純資産はともに減少
  • 通期業績予想(売上高4,900億円、+22.4%)は据え置きだが、第1四半期実績(△8.2%)との乖離が大きく、下期の回復ペースが焦点

財政状態

総資産

2,199億20百万円

純資産

501億60百万円

自己資本比率

21.1%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2027年5月期 通期予想490,000百万円+22.4%7,000百万円6,300百万円4,000百万円

注目ポイント

2025年10月19日に発生したランサムウェア攻撃からのサービス復旧は完了しているものの、売上水準は攻撃前まで戻り切っておらず、特に中小事業所の顧客数の回復が途上にある。中堅大企業の利用はほぼ攻撃前の水準まで戻っている。

通期予想の売上高成長率(+22.4%)は第1四半期実績(△8.2%)から大きく上振れており、この資料だけでは上期・下期の配分や前提の詳細は分からない。次四半期以降の進捗開示で、この乖離がどう埋まっていくのかを確認したい。

出典:アスクル株式会社「2027年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月15日開示) 原資料を見る

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