2792東証プライム婦人服の企画・製造・販売(国内約860店舗、ミャンマーの自社縫製工場)
2027年5月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
婦人服チェーンのハニーズホールディングス(連結)の2027年5月期第1四半期(2026年6〜8月)は、接触冷感などの夏物は堅調だったものの、気温の低い日や台風・大雨などの天候不順と節約志向で客数が伸び悩み、売上高が前年同期比6.7%減の129億68百万円となった。季節商品の販売価格を据え置いたことと円安による仕入原価の上昇で、営業利益は同51.1%減の5億90百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同52.6%減の3億75百万円と半減した。中間期・通期の予想と年55円の配当予想は据え置いた。
売上高
12,968百万円
-6.7%営業利益
590百万円
-51.1%経常利益
693百万円
-45.5%親会社株主に帰属する四半期純利益
375百万円
-52.6%売上総利益率
58.9%
-0.7pt国内店舗数
859店舗
前年同期864店舗自己資本比率
86.2%
前期末85.2%ハイライト
- 売上高は12,968百万円(前年同期比-6.7%)、営業利益は590百万円(-51.1%)、経常利益は693百万円(-45.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は375百万円(-52.6%)
- 気温の上昇とともに接触冷感などの機能性アイテムを中心に夏物は堅調だったが、前年より気温の低い日が多く、台風や大雨など天候不順の影響を受けた。節約志向も根強く、客数が伸び悩んだ。自社ECサイトはアクセス数が増えたものの、購入への転換率が下がった
- 売上総利益率は58.9%(-0.7pt)。季節商品の販売価格を据え置いたことと、円安による仕入原価の上昇が響いた。販管費は7,049百万円(-0.4%)とほぼ計画どおりだったが、売上の下振れで販管費率は54.4%(+3.5pt)に上がった
- 当期から、ミャンマーの縫製子会社を報告セグメントとして開示した。日本は売上高12,968百万円(-6.7%)、営業利益574百万円(-52.2%)。ミャンマーは売上高520百万円(-15.8%)、営業損失198百万円(前年同期は52百万円の利益)で、会社は計画比では増収増益としている
- 国内店舗数は859店舗(前年同期864店舗)で、スクラップ・アンド・ビルドを続けている
- 財政状態は、総資産56,277百万円(前期末比-1,330百万円)、純資産48,489百万円、自己資本比率86.2%。無借金に近い財務体質を維持している
- 予想は7月7日公表の数値から変更なし。中間期は売上高28,700百万円(-0.7%)、営業利益2,200百万円(-19.5%)で、達成には第2四半期単独で営業利益1,610百万円が必要な計算(当社試算)。通期は売上高56,500百万円(+0.6%)、営業利益4,000百万円(-13.4%)
- 配当は年55円(中間25円・期末30円)を予想し、前期と同額。予想の修正はない
財政状態
総資産
56,277百万円
純資産
48,489百万円
自己資本比率
86.2%
1株当たり四半期純利益
13.46円
次期業績予想
| 決算期 | 中間期 営業利益 | 通期 売上高 | 通期 営業利益 | 通期 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年5月期 予想(変更なし) | 2,200百万円(進捗26.8%)-19.5% | 56,500百万円(進捗23.0%)+0.6% | 4,000百万円(進捗14.8%)-13.4% | 2,500百万円-12.2% |
注目ポイント
夏物の最盛期にあたる第1四半期で、営業利益が半減した。天候不順と節約志向で客数が減ったうえ、値上げを見送った季節商品に円安による原価上昇が重なり、利益率が下がった。販管費は計画どおりに抑えたものの、売上の落ち込みを吸収しきれなかった。
中間期の予想は据え置いたが、達成には第2四半期だけで16億円余りの営業利益が必要になる(当社試算)。9月以降の残暑や秋物の立ち上がり次第では、予想の見直しが焦点になりそうだ。
一方で、自己資本比率86.2%の厚い財務は変わらず、年55円の配当予想も維持している。ミャンマーの自社工場を生かした生産体制で、原価上昇をどこまで抑えられるかも注目点になる。