2929東証育毛剤「ニューモ」などの通信販売(BtoC)、機能性素材・医薬品受託製造(BtoB)、バイオメディカル
2026年7月期 通期 決算サマリー
サマリー
育毛剤「ニューモ」などの通販を主力とするファーマフーズ(連結)の2026年7月期は、売上高が前期比3.1%減の632億23百万円となった。広告宣伝費を前期から27.7億円削減し、主力の通販事業(BtoC)の利益が増えたことで、営業利益は同11.2%増の26億32百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同439%増の19億88百万円と大幅に増えた。子会社の明治薬品の新工場建設を始めており、有利子負債は前期末から45億40百万円増えた。
売上高
63,223百万円
-3.1%営業利益
2,632百万円
+11.2%経常利益
2,440百万円
-4.4%親会社株主に帰属する当期純利益
1,988百万円
+439%BtoC事業 営業利益
4,481百万円
+778百万円自己資本比率
37.5%
+2.1ptハイライト
- 売上高は63,223百万円(前期比-3.1%)、営業利益は2,632百万円(+11.2%)、経常利益は2,440百万円(-4.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,988百万円(+439%)。上期を積極投資期、下期を利益転換期とする期初の計画に沿って進めたとしている
- BtoC事業は売上高55,368百万円(-2.4%)、営業利益4,481百万円(+778百万円)。広告宣伝費を効率化し、前期から27.7億円削減した。「ニューモ」シリーズが堅調で、「ニューモVactoryシャンプー」の累計出荷数は156万本
- BtoC事業の商品別売上高は、医薬品・医薬部外品43,192百万円(-0.2%)、サプリメント5,983百万円(-8%)、化粧品5,542百万円(-11%)。整腸薬「ラクトロン錠」など悩みに応じた医薬品が伸びたとしている
- BtoB事業は売上高7,471百万円(-8%)、営業利益1,112百万円(-136百万円)。機能性素材は2,585百万円(-17%)と減ったが、北米とタイでは売上・採用件数が伸びた。医薬品の受託製造(CMO)は2,677百万円(-17%)で、自社製品の製造を優先して計画的に規模を調整した
- バイオメディカル事業は売上高350百万円、営業損失838百万円(前期は378百万円の損失)で、赤字が460百万円拡大した
- 子会社の明治薬品で新工場の建設を始め、建設仮勘定3,671百万円を計上した。有形固定資産は8,018百万円(+3,322百万円)、有利子負債は17,171百万円(+4,540百万円)、D/Eレシオは1.30倍(+0.21pt)
- 営業キャッシュ・フローは1,175百万円の支出、投資キャッシュ・フローは4,000百万円の支出、財務キャッシュ・フローは3,808百万円の収入で、期末の現金及び現金同等物は7,691百万円
- 【要確認】今回の資料には2027年7月期の業績予想や配当についての記載がない。決算短信の内容を確認する必要がある
財政状態
総資産
35,115百万円
自己資本
13,166百万円
自己資本比率
37.5%
有利子負債
17,171百万円
現金及び現金同等物
7,691百万円
注目ポイント
減収ながら営業増益を確保したのは、広告宣伝費を大きく絞ったためだ。前期から27.7億円削減しても、主力のBtoC事業の売上は2.4%減にとどまり、営業利益は7億78百万円増えた。広告の効率を高めた成果が数字に表れている。
一方で、受託製造と機能性素材はともに17%減り、バイオメディカル事業は赤字が拡大した。当期純利益が5倍超に増えたのは、前期の水準が低かったことも大きい。
今後の焦点は、明治薬品の新工場への投資だ。有利子負債は1年で45億円増え、営業キャッシュ・フローもマイナスとなった。広告を抑えた状態で売上を維持できるかと、新工場の稼働による受託製造の立て直しが注目点になる。