2994TOKYO PRO Market北九州市を地盤とする中古不動産の買取再販・売買仲介、賃貸管理、リフォーム
2026年6月期 決算サマリー
サマリー
北九州市を地盤に不動産の買取再販や賃貸管理を手がけるアンサーホールディングス(連結)の2026年6月期は、翌期に予定していた販売用不動産の売却を前倒しで実現したことが大きく寄与し、売上高が前期比37.0%増の24億93百万円、営業利益が同474.2%増の2億78百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同639.7%増の1億57百万円と大幅な増収増益となった。9月29日に、精査を続けていた仮受金の内容と振替処理が確定したとして決算短信を訂正しており、本記事は訂正後の数値で記載している。2027年6月期は前倒しの反動で営業利益41.5%減を見込む。
売上高
2,493百万円
+37.0%営業利益
278百万円
+474.2%経常利益
225百万円
+1,983.9%親会社株主に帰属する当期純利益
157百万円
+639.7%売買再販事業 売上高
1,498百万円
+87.2%自己資本比率
9.1%
前期末6.7%ハイライト
- 売上高は2,493百万円(前期比+37.0%)、営業利益は278百万円(+474.2%)、経常利益は225百万円(+1,983.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は157百万円(+639.7%)。人件費・採用費や支払利息は増えたが、販売用不動産の前倒し売却による利益で吸収した
- 【訂正】9月29日に決算短信を訂正した。短信の公表後も精査を続けていた仮受金について、内容と振替処理が確定したため、決算数値と関連する記載の一部を訂正したとしている。本記事は訂正後の数値で記載している(訂正前の数値は今回の資料から読み取れない)
- 売買再販事業は売上高1,498百万円(+87.2%)、セグメント利益423百万円(+106.8%)。八幡西・小倉南・小倉東の3店舗を新たに出店した。一部の大型物件の販売の遅れや売買仲介の伸び悩みはあったが、翌期以降に予定していた販売用不動産の前倒し売却が実現した
- 賃貸管理事業は売上高743百万円(-0.5%)、セグメント利益228百万円(+38.0%)。賃貸仲介業務をリログループに移管して減収となったが、紹介料収入や新たな大型自社物件の賃貸収入で収益性が大きく改善した
- リフォーム事業は売上高246百万円(-6.1%)、セグメント利益20百万円(-26.0%)で、建設資材価格の高騰を補えなかった
- 財政状態は、総資産6,131百万円(前期末比+216百万円)、純資産555百万円、自己資本比率9.1%(前期末6.7%)。新たな自社物件の建設で建物及び構築物が346百万円増えた
- 営業キャッシュ・フローは422百万円の収入(前期は66百万円の支出)、投資キャッシュ・フローは466百万円の支出、財務キャッシュ・フローは56百万円の支出で、期末の現金及び現金同等物は1,100百万円。配当は無配
- 2027年6月期の予想は、売上高3,137百万円(+25.8%)、営業利益162百万円(-41.5%)、経常利益101百万円(-54.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益66百万円(-58.0%)。中間期の予想は開示していない
財政状態
総資産
6,131百万円
純資産
555百万円
自己資本比率
9.1%
現金及び現金同等物
1,100百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年6月期 通期予想 | 3,137百万円+25.8% | 162百万円-41.5% | 101百万円-54.9% | 66百万円-58.0% |
注目ポイント
利益が大きく伸びた最大の要因は、翌期に予定していた物件の売却を前倒しで実現したことだ。買取再販事業の売上はほぼ倍増し、全体の利益を押し上げた。賃貸管理でも仲介業務の外部移管で収益性が高まっている。
一方で、前倒しの反動は大きい。2027年6月期は売上を伸ばす計画ながら、営業利益は4割減を見込む。今期の好業績は一時的な要因による部分が大きく、翌期以降の物件の仕入れと販売のペースが業績を左右する。
財務面では自己資本比率が9.1%と低く、借入に依存した事業構造だ。金利上昇で支払利息も増えており、物件の回転を保てるかが重要になる。なお、今回の決算短信は仮受金の処理確定に伴って訂正されており、訂正の内容は原資料での確認をおすすめしたい。