2027年4月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
「椿屋」などの喫茶・レストランを運営する東和フードサービス(非連結)の2027年4月期第1四半期(2026年5〜7月)は、売上高が前年同期比4.6%増の34億29百万円、営業利益が9.8%増の2億54百万円、四半期純利益が14.8%増の1億71百万円だった。 客単価が+4.2%(価格改定の効果)、客数が+0.6%と伸び、原価率の上昇(売上原価+7.1%)は増収と経費管理で吸収した。通期予想は据え置き。
売上高
3,429百万円
+4.6%営業利益
254百万円
+9.8%経常利益
295百万円
+20.7%四半期純利益
171百万円
+14.8%客数(前年同期比)
100.6%
+0.6%客単価(前年同期比)
104.2%
+4.2%売上総利益率
72.3%
前年同期73.0%自己資本比率
80.1%
前期末79.2%ハイライト
- 売上高は34億29百万円(+4.6%)。会社は、四半期全体の客数が前年同期比100.6%、客単価が104.2%(価格改定の効果)と説明する。6月は3度にわたる台風や大雨の影響で客数が96.0%と苦戦したが、7月は酷暑でドリンク需要が高まり、カフェ業態が好調だった。5月1日に「椿屋オペラシティ店」、6月3日に「椿屋新橋茶寮」を改装リニューアルオープンし、人材育成面では、ショッピングセンター主催の接客ロールプレイングコンテストで最優秀賞受賞者を出した
- 売上原価は9億48百万円(+7.1%)と売上の伸び(+4.6%)を上回り、売上原価率は27.7%(前年同期27.0%、+0.65ポイント)に上がった。会社は、原材料価格やエネルギーコストの高騰、人件費上昇といった厳しい経営環境が続くとしつつ、増収効果と諸経費のコントロールで吸収したと説明する。売上総利益は24億81百万円(+3.6%)、売上総利益率は72.3%(同73.0%)。販管費は22億26百万円(+3.0%)で、営業利益は2億54百万円(+9.8%)、営業利益率は7.4%(同7.1%)
- 営業外収益は41百万円(前年同期14百万円)で、受取利息が21百万円(同2.8百万円)に増え、為替差益7百万円、助成金等収入3百万円、受取家賃8百万円。営業外費用は1百万円。経常利益は2億95百万円(+20.7%)と、営業利益(+9.8%)より伸びが大きい。特別損失は減損損失13百万円(前年同期3.7百万円)と固定資産除却損0.4百万円の計13百万円(減損の対象店舗は短信に記載がない、【要確認】)。税引前四半期純利益は2億81百万円、法人税等は1億10百万円(負担率39.2%、前年同期38.0%、当社試算)、四半期純利益は1億71百万円(+14.8%)、1株当たり四半期純利益は21.20円(同18.47円)
- 財政状態は、総資産97億99百万円(前期末比△16百万円)、純資産78億47百万円(同+76百万円)、自己資本比率80.1%(前期末79.2%)。現金及び預金が△95百万円(46億77百万円、総資産の約48%)、SC預け金が+36百万円(3億55百万円)、建物が△16百万円。店舗の賃借に伴う敷金・差入保証金は合計18億21百万円(総資産の約19%、当社試算)。負債は19億52百万円(同△93百万円)で、冬季の未払賞与が△1億11百万円の一方で賞与引当金が+67百万円、未払法人税等が△80百万円、未払消費税等が+39百万円。借入金はなく、リース債務が12百万円あるのみ。純資産は、利益剰余金が+74百万円(純利益+171百万円、配当△約97百万円、当社試算)
- 配当は、2026年4月期が中間10円・期末12円の年22円で、2027年4月期は中間10円・期末10円の年20円を予想する(修正なし)。配当性向(予想)は約28%(年20円÷1株当たり予想70.62円、当社試算)。前期より期末配当が2円低い予想になっている
- 【要確認】通期予想は2026年5月29日公表から変更なし。第2四半期(累計)は売上高6,630百万円(+1.6%)、営業利益370百万円(+3.5%)、経常利益420百万円(+7.4%)、純利益215百万円(+22.0%)、1株当たり26.64円。通期は売上高13,500百万円(+1.4%)、営業利益800百万円(+18.7%)、経常利益900百万円(+20.5%)、純利益570百万円(+24.1%)、1株当たり70.62円。第1四半期の進捗は、第2四半期累計に対して売上高51.7%、営業利益68.7%、経常利益70.3%、純利益79.6%、通期に対して売上高25.4%、営業利益31.8%、経常利益32.8%、純利益30.0%。第2四半期累計予想どおりなら、第2四半期(3か月)の売上高は約32億円(前年同期約32億円から約△1.4%、逆算値、当社試算)、営業利益は約1億16百万円(前年同期約1億26百万円)と、第1四半期より小さい見通しになる。予想の前提(客数・客単価・原価率・出店計画)は短信に記載がない
財政状態
総資産
9,799百万円
純資産
7,847百万円
自己資本比率
80.1%
現金及び預金
4,677百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027年4月期 第2四半期(累計)予想(変更なし) | 6,630百万円(進捗51.7%)+1.6% | 370百万円(進捗68.7%)+3.5% | 420百万円(進捗70.3%)+7.4% | 215百万円(進捗79.6%)+22.0% | — |
| 2027年4月期 通期予想(変更なし) | 13,500百万円(進捗25.4%)+1.4% | 800百万円(進捗31.8%)+18.7% | 900百万円(進捗32.8%)+20.5% | — | 570百万円(進捗30.0%)+24.1% |
注目ポイント
客単価の上昇(+4.2%、価格改定の効果)が売上を押し上げ、営業利益は+9.8%と伸びた。客数は+0.6%とほぼ横ばいで、6月は台風・大雨で客数が96.0%に落ち込んだが、7月の酷暑でカフェ業態が持ち直した。売上原価は+7.1%と売上の伸びを上回り、原価率は0.65ポイント上がったが、増収と経費管理で吸収している。
経常利益が+20.7%と営業利益より伸びたのは、受取利息が約18百万円増えたことなど、営業外収益が約28百万円増えたためである。財務は、借入金がなく、現金及び預金は総資産の約48%、自己資本比率は80.1%と厚い。
通期予想は据え置きで、営業利益は+18.7%の増益を見込む。第1四半期の進捗は営業利益で31.8%、第2四半期累計予想に対しては68.7%と高いが、第2四半期(3か月)は第1四半期より小さい見通しになっており、予想が保守的なのか、下期に向けた費用を見込んでいるのかは短信からは分からない。次の四半期で確認したい。