3607東証スタンダードウエディングドレス・和装衣裳の製造卸・レンタル、挙式・式場運営などのブライダル事業
2026年8月期 決算サマリー
サマリー
ウエディングドレスメーカーのクラウディアホールディングス(連結)の2026年8月期は、フレンチレストラン「ソンブルイユ TOKYO」や、4月に運営を始めた「東京大神宮 大神宮会館」が寄与し、売上高が前期比2.1%増の138億80百万円となった。原価率の低い衣裳取扱収入と式場運営収入が伸び、営業利益は同57.2%増の6億32百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.7%増の4億23百万円。中国・青島工場の事業を廃止し、生産をベトナム工場に集約する。年間配当は記念配当2円を含む12円に増やし、2027年8月期は営業利益18.6%増を見込む。
売上高
13,880百万円
+2.1%営業利益
632百万円
+57.2%経常利益
668百万円
+60.4%親会社株主に帰属する当期純利益
423百万円
+35.7%営業利益率
4.6%
前期3.0%自己資本比率
33.7%
前期末31.4%ハイライト
- 売上高は13,880百万円(前期比+2.1%)、営業利益は632百万円(+57.2%)、経常利益は668百万円(+60.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は423百万円(+35.7%)。販管費は10,302百万円(+1.2%)に抑え、原価率の低い衣裳取扱収入や式場運営収入の増収で利益を伸ばした
- コンシューマー事業部門の売上高は10,809百万円(+2.1%)。式場運営収入は3,611百万円(+5.2%)、衣裳取扱収入は3,432百万円(+2.4%)と伸びた一方、リゾート挙式売上高は1,424百万円(-3.7%)と減った
- ホールセール事業部門の売上高は3,070百万円(+2.1%)。レンタル収入等が1,787百万円(+5.1%)と伸び、製・商品売上高は1,283百万円(-1.8%)。映画『ウィキッド』とのコラボレーションドレスを発表し、主力ブランド「KIYOKO HATA」がバルセロナ・ブライダルファッションウィークの公式ショーに初めて参加した
- 2026年4月に「東京大神宮 大神宮会館」(東京都千代田区)の運営を始め、和装衣裳での神前結婚式事業を広げている
- 8月に中国・青島工場での事業を廃止し、事業整理損163百万円を計上した。今後はベトナム工場を主要生産拠点とする。法人税等調整額(益)114百万円もあり、最終利益は増益を確保した
- 財政状態は、総資産12,972百万円、純資産4,374百万円、自己資本比率33.7%(前期末31.4%)。営業キャッシュ・フローは999百万円の収入、投資キャッシュ・フローは391百万円の支出、財務キャッシュ・フローは687百万円の支出で、期末の現金及び現金同等物は1,800百万円
- 年間配当は12円(中間5円・期末7円)で、期末に記念配当2円を上乗せした(前期は年10円)。2027年8月期は年10円(配当性向16.5%)を予想
- 2027年8月期の予想は、売上高14,700百万円(+5.9%)、営業利益750百万円(+18.6%)、経常利益750百万円(+12.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益550百万円(+29.8%)。第2四半期累計の予想は開示していない
財政状態
総資産
12,972百万円
純資産
4,374百万円
自己資本比率
33.7%
現金及び現金同等物
1,800百万円
ROE
10.2%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年8月期 通期予想 | 14,700百万円+5.9% | 750百万円+18.6% | 750百万円+12.2% | 550百万円+29.8% |
注目ポイント
売上の伸びは2%にとどまったが、営業利益は6割近く増えた。ドレスを作って卸す事業から、挙式や衣裳の貸し出しなど消費者に近いサービスへの軸足の移動が進み、原価率の低い収入が増えたことが利益を押し上げた。4月に開業した東京大神宮の式場運営も加わり、和装の神前式という新たな柱づくりも始まっている。
一方、中国の青島工場を閉じ、生産をベトナムに集約した。事業整理損を計上したものの、生産拠点の整理は来期以降の原価改善につながる可能性がある。
2027年8月期は営業利益18.6%増を見込む。新しい式場の通年寄与と、ベトナム工場での生産効率化が計画どおり進むかが焦点だ。記念配当を除いた配当は年10円で据え置きとなる。