4299東証情報サービス(金融機関向けを中心としたシステム開発・保守)
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
金融機関向けを中心にシステム開発・保守を手がけるハイマックス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、新たに連結したコアソフトの寄与やシステム保守案件の拡大で、売上高が前年同期比15.0%増の51億24百万円となった。一方、人材投資やビジネスパートナー活用の費用が増え、営業利益は同1.2%減の2億32百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同7.0%減の1億49百万円。予想は据え置き、第2四半期累計の営業利益予想に対する進捗は61.1%。
売上高
5,124百万円
+15.0%営業利益
232百万円
△1.2%経常利益
234百万円
△1.3%親会社株主に帰属する四半期純利益
149百万円
△7.0%システム・メンテナンスサービス 売上高
3,557百万円
+28.4%自己資本比率
79.8%
前期末80.6%ハイライト
- 売上高は5,124百万円(前年同期比+15.0%)。売価改善や案件規模の拡大で売上総利益率は20.5%(前年同期19.8%、当社試算)に改善したが、人材投資やビジネスパートナー活用に伴う費用などで販管費が817百万円(+26.5%、当社試算)に増え、営業利益は232百万円(△1.2%)。親会社株主に帰属する四半期純利益は149百万円(△7.0%)、1株当たり14.33円
- サービス分野別では、企画・設計・開発フェーズのシステム・ソリューションサービスが、SIer向け開発案件の保守フェーズへの移行などで1,567百万円(△6.9%)。稼働後のシステム・メンテナンスサービスは受注が順調に伸び、コアソフトの連結子会社化やSIer向け案件の拡大もあって3,557百万円(+28.4%)
- 業種別の売上高は、金融が3,276百万円(+11.1%。うち保険1,510百万円、クレジット740百万円、銀行714百万円、証券312百万円)、非金融が1,847百万円(+22.8%。うちその他1,236百万円、公共376百万円、流通236百万円)
- 今期から中期経営計画『Re:Growth2028』を開始し、AIを成長戦略の中核に位置づけて、設計・実装・テストにAIを使う「AI駆動開発」の標準化、AI人材の育成、AIソリューションの事業化に取り組んでいる。第1四半期から株式会社コアソフトを連結し、のれん783百万円を計上した
- 財政状態は、総資産13,564百万円(前期末比+42百万円)、純資産10,823百万円、自己資本比率79.8%(前期末80.6%)。現金及び預金が1,010百万円減った
- 業績予想(2026年5月13日公表)は修正なし。第2四半期累計は売上高9,810百万円(+9.6%)、営業利益380百万円(△44.2%)、経常利益395百万円(△43.3%)、純利益220百万円(△53.4%)。通期は売上高20,000百万円(+9.8%)、営業利益1,200百万円(△23.2%)、経常利益1,220百万円(△22.9%)、純利益780百万円(△31.6%)。第1四半期の進捗は、第2四半期累計予想に対し売上高52.2%、営業利益61.1%、通期に対し営業利益19.3%(当社試算)
- 配当は中間28円(うち記念配当5円)・期末23円の年51円を予想(前期は年46円)
財政状態
総資産
13,564百万円
純資産
10,823百万円
自己資本比率
79.8%
現金及び預金
7,808百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 第2四半期累計予想(修正なし) | 9,810百万円(進捗52.2%)+9.6% | 380百万円(進捗61.1%)△44.2% | 395百万円(進捗59.2%)△43.3% | 220百万円(進捗67.7%)△53.4% | — |
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 20,000百万円(進捗25.6%)+9.8% | 1,200百万円(進捗19.3%)△23.2% | 1,220百万円(進捗19.2%)△22.9% | — | 780百万円(進捗19.1%)△31.6% |
注目ポイント
金融機関向けのシステム開発・保守を主力とする同社は、子会社化したコアソフトの寄与や保守案件の拡大で売上を15%伸ばした。売価の改善で粗利率も上がったが、人材やビジネスパートナーへの費用が増え、営業利益は前年同期並みにとどまった。
今期から始まった中期経営計画では、AIを使った開発手法の標準化やAI人材の育成を成長戦略の中心に据えている。通期は増収ながら営業利益が2割強減る予想だが、減益を見込む理由は短信には書かれていない。
第1四半期の営業利益は上期予想の6割に達しており、単純計算では予想を上回るペースで滑り出した(当社試算)。記念配当を含めて年51円と増配を予定している。