2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
メール配信などのSaaS「Cuenote」を提供するユミルリンク(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、エンタープライズ企業への導入と配信数の増加でストック型売上が伸び、売上高が前年同期比14.2%増の16億82百万円、営業利益が同13.3%増の3億21百万円となった。親会社株主に帰属する中間純利益は同21.7%増の2億28百万円。通期予想は営業利益21.0%減のまま据え置いており、上期の営業利益は通期予想の6割に達している(当社試算)。
売上高
1,682百万円
+14.2%営業利益
321百万円
+13.3%経常利益
327百万円
+15.3%親会社株主に帰属する中間純利益
228百万円
+21.7%ストック型売上(Cuenote SaaS等)
1,551百万円
+12.6%自己資本比率
84.2%
前期末83.9%ハイライト
- 売上高は1,682百万円(前年同期比+14.2%)。売上総利益は1,069百万円で売上総利益率は63.6%(前年同期65.0%、当社試算)、販管費は748百万円(+11.1%、当社試算)で、営業利益は321百万円(+13.3%)。受取利息5百万円などで経常利益は327百万円(+15.3%)、中間純利益は228百万円(+21.7%)、1株当たり59.55円
- Cuenote SaaSのサブスクリプション・ソフトウエア保守のストック型売上は、エンタープライズ企業への導入と配信数の増加で1,551百万円(+12.6%)、定期契約額は263百万円(+11.1%)。初期売上・ライセンスのスポット型売上はカスタマイズ売上の減少で16百万円(△28.4%)。子会社ROCのSNS運用代行などは114百万円(+58.2%)と伸びた(メッセージングソリューション事業の単一セグメント)
- 5月に「Cuenote 安否確認サービス」で操作ログの記録などセキュリティ強化の機能アップデートを実施。6月には子会社ROCが書籍「SNSマーケティング 新戦略大全」を発売した
- 財政状態は、総資産3,750百万円(前期末比+174百万円)、純資産3,156百万円、自己資本比率84.2%。現金及び預金が150百万円増え、現金及び現金同等物は2,731百万円。営業CFは249百万円の収入(前年同期139百万円)
- 通期予想(2026年2月13日公表)は修正なし。売上高3,360百万円(+10.0%)、営業利益530百万円(△21.0%)、経常利益533百万円(△20.6%)、純利益365百万円(+0.9%)、1株当たり95.48円。中間期の進捗は、売上高50.1%、営業利益60.6%、経常利益61.4%、純利益62.5%(当社試算)
- 【要確認】上期は13.3%の営業増益だったが、通期予想どおりなら下期の営業利益は209百万円となり、予想の前年比から逆算した前年下期(約388百万円)を約46%下回る(当社試算)。下期に大きな減益を見込む理由(投資計画など)は短信に記載がない(決算補足説明資料「有」で確認が必要)
- 配当は期末20円(前期19円)の予想で修正なし。決算説明会はアナリスト・機関投資家向けと個人投資家向けを実施
財政状態
総資産
3,750百万円
純資産
3,156百万円
自己資本比率
84.2%
現金及び現金同等物
2,731百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(修正なし) | 3,360百万円(進捗50.1%)+10.0% | 530百万円(進捗60.6%)△21.0% | 533百万円(進捗61.4%)△20.6% | 365百万円(進捗62.5%)+0.9% |
注目ポイント
主力のメール配信SaaS「Cuenote」のストック型売上が1割強伸び、売上・利益とも2桁の成長となった。大企業への導入と配信数の増加が続き、定期契約額も11%増えている。子会社ROCのSNS運用代行は規模はまだ小さいが、6割近い伸びで成長を上乗せした。自己資本比率84%、現預金27億円超と財務も厚い。
気になるのは通期予想との関係だ。上期は営業利益が13%増えたにもかかわらず、通期では21%の減益予想を据え置いている。予想どおりなら下期の営業利益は前年下期のほぼ半分となる計算で、下期に大きな費用増を見込んでいるとみられる。
その中身(開発投資や人材採用、広告など)は短信に書かれておらず、上期の進捗6割を踏まえて予想が保守的なのか、計画的な投資なのかは、決算補足説明資料で確認したい。