決算ノート
4431東証グロースクラウドPOSレジ・キャッシュレス決済

2027年4月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

クラウドPOSレジ大手スマレジの2027年4月期第1四半期は、ストック型収益の積み上げにより売上高は前年同期比19.7%増の 36億8百万円。粗利率向上と販管費率改善により営業利益は同73.3%増の10億27百万円と、売上高・営業利益・ARRのいずれも 四半期として過去最高を更新した。キャッシュレス決済事業の成長が特に著しく、消費税率変更を追い風にクラウドPOSレジ 需要の拡大も見込む。

売上高

3,608百万円

+19.7%

営業利益

1,027百万円

+73.3%

経常利益

1,022百万円

+71.8%

親会社株主に帰属する四半期純利益

683百万円

+77.4%

ハイライト

  • ARRは115億89百万円(前年同期比+22.9%)、四半期営業利益は10億27百万円(同+73.3%)と、ARR・売上高・営業利益がいずれも四半期として過去最高を更新
  • スマレジ(POS)の累積取扱高が2026年6月に15兆円を突破
  • キャッシュレス決済事業のARRは27億5千万円(前年同期比+38.6%)と特に高成長、POS×決済のクロスセルが牽引
  • 株式会社ネットショップ支援室の吸収合併が完了し、EC領域の経営・組織・開発体制を一体化
  • 「お店のOS」構想実現に向けた戦略的投資を推進するため、M&A・出資・グループインを見据えた「お店のOSファンド」を発足
  • 2027年4月から2年間限定で食料品の消費税率が8%から1%に引き下げられる方針を受け、柔軟に税率変更できるクラウドPOSレジへの需要拡大を追い風と位置付け。デジタル化・AI導入補助金の対象ツールにも認定(クラウドPOSレジは優先採択対象)
  • 解約率(MRRチャーンレート)は四半期として過去最低の0.41%を記録

財政状態

総資産

13,856百万円

純資産

9,833百万円

自己資本比率

71.0%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年4月期 通期計画(進捗率)15,387百万円(進捗23.4%)4,004百万円(進捗25.7%)4,004百万円(進捗25.5%)2,781百万円(進捗24.6%)

注目ポイント

ARR・売上高・営業利益がすべて四半期として過去最高を更新するなど、POS事業を中心に既存事業の成長が続いている点はもちろん評価できるが、特に目を引くのはキャッシュレス決済事業の伸び(ARR前年同期比+38.6%)で、POSと決済のクロスセル(POSユーザーのうち決済も利用する比率)が34.1%まで上昇していることが成長を下支えしている。また、2027年4月からの食料品消費税率引き下げ(8%→1%、2年間限定)という制度変更は、レジ・周辺システムの見直しやクラウド型への移行機会につながる可能性があり、政府によるデジタル化・AI導入補助金の対象認定(クラウドPOSレジは優先採択対象)とあわせて追い風になり得る。一方、新設された「お店のOSファンド」を通じたM&A・出資は今後の資本配分の方向性を左右する重要な動きであり、次回以降の開示を注視したい。

出典:株式会社スマレジ「2027年4月期 第1四半期 決算説明資料」(2026年9月14日開示)

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