2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
小売向けクラウドPOSとリノベーション住宅を手がけるgooddaysホールディングス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、シェア型住居「goodroom residence」の運営室数の増加で暮らしセグメントが伸び、売上高が前年同期比15.0%増の22億55百万円と第1四半期として過去最高になった(会社資料)。営業利益は61百万円(前年同期は26百万円の損失)と黒字に転じ、親会社株主に帰属する四半期純利益は32百万円。通期予想(売上高130億円、営業利益11億円)は据え置いた。
売上高
2,255百万円
+15.0%営業利益黒字転換
61百万円
前年同期は26百万円の損失経常利益黒字転換
56百万円
前年同期は31百万円の損失親会社株主に帰属する四半期純利益
32百万円
前年同期401千円拠点運営ビジネス 売上高
649百万円
+70.5%自己資本比率
44.9%
前期末41.5%ハイライト
- 売上高は2,255百万円(前年同期比+15.0%)。売上総利益は549百万円(+38.0%)で売上総利益率は24.3%(前年同期20.3%、当社試算)に改善し、販管費488百万円(+15.0%)を吸収して営業利益61百万円(前年同期は26百万円の損失)。経常利益56百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益32百万円(1株当たり4.31円)
- 暮らしセグメントは売上高1,319百万円(+24.1%)、セグメント損失53百万円(前年同期は68百万円の損失)。シェア型住居「goodroom residence」やシェアオフィス「goodoffice」の拠点運営ビジネスが売上高649百万円(+70.5%)と伸びた。竹中工務店所有の旧社員寮などをリノベーションし、前期に約800室を稼働させて累計約1,300室となった。会社は2,000室の達成を目指している。リノベーションビジネスは自社運営サービスへの資源集中で売上高が2.2%減
- ITセグメントは売上高935百万円(+4.3%)、セグメント利益110百万円(+240.1%)。クラウドPOS「Redx」は三越伊勢丹システム・ソリューションズと共同開発した「Redx百貨店標準」を東武百貨店、デパートリウボウに導入し、大型案件を含む複数の受注につなげたが、Redxビジネスの売上高は0.6%減。金融機関・流通小売向けのシステム開発を担うCXビジネス(旧ユーザーコネクトビジネス)は7.0%増
- 決算説明資料によると、前期(2026年3月期)の実績は売上高11,505百万円・営業利益933百万円で、期首予想(10,000百万円・700百万円)を上回っていた
- 財政状態は、総資産8,228百万円(前期末比△496百万円)、純資産3,691百万円(+73百万円)、自己資本比率44.9%(前期末41.5%)。売掛金及び契約資産が1,271百万円、買掛金が669百万円減った一方、土地が233百万円、建物及び構築物が153百万円増え、長期借入金は385百万円増えた。新株予約権の行使で純資産が73百万円増えた
- 通期予想(2026年5月14日公表)は修正なし。売上高13,000百万円(+13.0%)、営業利益1,100百万円(+17.9%)、経常利益1,060百万円(+15.1%)、純利益680百万円(+12.0%)。第1四半期の進捗は売上高17.3%、営業利益5.5%(当社試算)。前期も第1四半期は営業赤字で、通期では933百万円の営業利益を上げている
- 配当は年5円(期末5円)を予想し、前期と同額
財政状態
総資産
8,228百万円
純資産
3,691百万円
自己資本比率
44.9%
現金及び預金
1,728百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 13,000百万円(進捗17.3%)+13.0% | 1,100百万円(進捗5.5%)+17.9% | 1,060百万円(進捗5.3%)+15.1% | 680百万円(進捗4.7%)+12.0% |
注目ポイント
第1四半期は売上高が15%伸び、前年同期の営業赤字から黒字に転じた。けん引役は暮らしセグメントの拠点運営ビジネスで、企業の旧社員寮などをリノベーションしたシェア型住居「goodroom residence」の稼働室数が前期に大きく増えた効果が表れ、売上高は7割増えた。会社は累計約1,300室から2,000室への拡大を目指している。
IT部門では、百貨店向けに標準化したクラウドPOSの受注が好調だとしているが、Redxビジネスの売上高は横ばいにとどまった。受注した大型案件が今後の売上にどう反映されるかが注目点となる。
同社は前期も第1四半期は赤字で、通期では予想を上回る利益を上げた。今期も通期予想に対する第1四半期の進捗は低いが、例年の季節性の範囲かどうかは、第2四半期以降の住居の稼働とPOS案件の売上計上で確かめたい。