4716東証クラウドサービス、データベースなどのソフトウェア・ライセンス/サポート、ハードウェア、コンサルティング
2027年5月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
米オラクルの日本法人である日本オラクル(単体)の2027年5月期第1四半期(2026年6〜8月)は、クラウドの売上が31.7%伸び、売上高が前年同期比13.0%増の748億61百万円、営業利益が同22.7%増の259億18百万円、四半期純利益が同23.2%増の182億45百万円となり、いずれも第1四半期として過去最高となった。8月に特別配当660円を含む1株858円(総額1,100億円)の期末配当を支払い、自己資本比率は55.6%から41.6%に下がった。通期予想(売上高+6.0〜10.0%、1株当たり純利益525〜540円)は据え置いた。
売上高
74,861百万円
+13.0%営業利益
25,918百万円
+22.7%経常利益
26,689百万円
+24.9%四半期純利益
18,245百万円
+23.2%クラウド売上高
25,143百万円
+31.7%自己資本比率
41.6%
前期末55.6%ハイライト
- 売上高は74,861百万円(前年同期比+13.0%)、売上総利益率は44.2%(前年同期44.7%、当社試算)。販管費を7,147百万円(前年同期8,480百万円)に減らし、営業利益は25,918百万円(+22.7%)。経常利益は26,689百万円(+24.9%)、四半期純利益は18,245百万円(+23.2%)、1株当たり142.37円。いずれも第1四半期として過去最高
- 区分別の売上高は、クラウド25,143百万円(+31.7%)、ソフトウェア・ライセンス10,869百万円(+19.0%)、ソフトウェア・サポート28,871百万円(+2.0%)、ハードウェア3,811百万円(+10.1%)、サービス6,165百万円(△1.7%)。クラウドの構成比は33.6%(前年同期28.8%)に上がった
- 会社は、システム更新需要やデータ活用による業務効率化などIT投資が底堅いとしている。今期は「AI Changes Everything」を掲げ、Oracle AI DatabaseやOCI(Oracle Cloud Infrastructure)を基盤にAIソリューションを強化し、「Oracle Alloy」による国内パートナーからのソブリンクラウドの提供を広げる
- 2026年8月10日に第41期期末配当として1株858円(普通配当198円、特別配当660円)、総額110,080百万円を支払った。原資に充てるため、親会社オラクル・ジャパン・ホールディング・インクへの短期貸付金のうち50,000百万円を7月31日に早期回収した
- 財政状態は、総資産271,189百万円(前期末比△97,227百万円)、純資産112,897百万円(同△91,831百万円)、自己資本比率41.6%(前期末比14.0ポイント低下)
- 通期予想(2026年6月25日公表、レンジ形式)は修正なし。売上高は前期比+6.0〜10.0%、1株当たり当期純利益は525〜540円。前期の売上高285,073百万円から計算すると通期売上高は約302,177〜313,580百万円で、第1四半期の進捗は23.9〜24.8%(当社試算)。予想実効税率は31.6%
- 今期の配当予想は未定
財政状態
総資産
271,189百万円
純資産
112,897百万円
自己資本比率
41.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高(前期比) | 1株当たり当期純利益 |
|---|---|---|
| 2027年5月期 通期予想(修正なし) | +6.0%〜+10.0% | 525〜540円 |
注目ポイント
米オラクルの日本法人である同社は、6〜8月期の売上高と各利益が第1四半期として過去最高となった。企業の基幹システムのクラウド移行を追い風に、クラウドの売上が3割以上伸び、売上全体の3分の1を占めるまでになった。販管費を減らしたこともあり、営業利益は2割以上増えた。
8月には特別配当を含む1株858円、総額1,100億円の配当を支払った。親会社への貸付金を回収して原資に充て、自己資本比率は14ポイント下がった。
会社は今期、AIと、データを国内で管理するソブリンクラウドを前面に打ち出す。通期の売上高は6〜10%増を見込んでおり、第1四半期の13%増のペースがどこまで続くかが注目点となる。