5038東証訪問看護ステーション向けクラウド(電子カルテ「iBow」)・BPaaS
増収増益
2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
訪問看護ステーション向け電子カルテ「iBow」を提供するeWeLLの2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、新規顧客の獲得が順調で解約率も低く、売上高が前年同期比24.2%増の19億91百万円、営業利益が同20.1%増の9億46百万円となった。営業利益率は47.5%(当社試算)と高水準を保ち、中間純利益は同21.1%増の6億63百万円。通期予想(営業利益25.4%増)に対する進捗は5割弱で、予想は据え置いた。
売上高
1,991百万円
+24.2%営業利益
946百万円
+20.1%経常利益
953百万円
+20.4%中間純利益
663百万円
+21.1%売上高営業利益率
47.5%
前年同期49.2%(当社試算)自己資本比率
81.4%
前期末78.8%ハイライト
- 売上高は1,991百万円(前年同期比+24.2%)。売上原価が475百万円(+43.1%、当社試算)、販管費が568百万円(+18.1%、当社試算)に増え、売上総利益率は76.1%(前年同期79.2%、当社試算)に低下したが、営業利益は946百万円(+20.1%)、営業利益率は47.5%(当社試算)。経常利益は953百万円(+20.4%)、中間純利益は663百万円(+21.1%)、1株当たり43.76円。売上原価が4割超増えた理由は短信に記載がない【要確認】
- サービス別の売上高は、クラウドサービスのiBowが1,328百万円、iBowレセプトが163百万円、その他が215百万円、BPaaSのiBow事務管理代行サービスが275百万円など(訪問看護ステーション向けサービス提供事業の単一セグメント)。新規顧客獲得が堅調で低い解約率を維持し、契約ステーション数が増えた
- 訪問看護分野で蓄積した1億件超のデータを活用した「iBow AI訪問予定・ルート」などAI関連サービスを拡充し、2026年5月にはiBowの累計訪問件数が1億件を突破した。決算説明会の書き起こし(8月20日公表)によると、AI訪問予定・ルートの課金開始時の契約件数は273件と当初目標の200件を上回った
- 会社は、高齢化による在宅医療ニーズの増加や医療法等の改正を背景に在宅医療の重要性が高まる一方、訪問看護事業者の人材不足・業務負荷への対応が課題となり、ICT・AIによる業務効率化の需要が高い水準にあるとしている
- 財政状態は、総資産4,345百万円、純資産3,537百万円、自己資本比率81.4%(前期末78.8%)
- 通期予想は修正なし。売上高4,277百万円(+26.1%)、営業利益1,927百万円(+25.4%)、経常利益1,937百万円(+25.3%)、純利益1,329百万円(+22.2%)、1株当たり87.18円。中間期の進捗は、売上高46.6%、営業利益49.1%、経常利益49.2%、純利益49.9%(当社試算)
- 配当は期末21円(前期16円)の予想で修正なし。決算説明会(機関投資家・個人投資家向け)を8月14日に開催
財政状態
総資産
4,345百万円
純資産
3,537百万円
自己資本比率
81.4%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(修正なし) | 4,277百万円(進捗46.6%)+26.1% | 1,927百万円(進捗49.1%)+25.4% | 1,937百万円(進捗49.2%)+25.3% | 1,329百万円(進捗49.9%)+22.2% |
注目ポイント
訪問看護ステーション向けの電子カルテ「iBow」が新規顧客を順調に積み上げ、売上は2割強伸びた。営業利益率は47.5%と高い水準を維持している。在宅医療の需要拡大と看護師不足という構造的な追い風のなかで、業務効率化の道具としての需要が続いている。
ただし利益率は前年同期の49.2%からやや下がり、売上原価の伸び(4割超)が売上の伸びを上回った。売上原価が大きく増えた理由は短信に説明がない。
1億件超の訪問データを使ったAIによる訪問ルート作成サービスは、課金開始時点で目標を上回る契約を集めた。通期予想に対する進捗は5割弱で計画線上にあり、AI関連サービスが新たな収益源に育つかが今後の注目点となる。