決算ノート
5248東証グロースITソリューション・再生可能エネルギー・SaaS

2027年1月期 中間期 決算サマリー

サマリー

ITソリューション事業・SaaS事業・再エネソリューション事業・スポーツDX事業を展開するテクノロジーズの 2027年1月期中間期は、蓄電池3件の販売により再エネ事業が伸長し売上高は前年同期比28.5%増の52億97百万円。 一方、前年同期に計上した大型EPC関連の一時的かつ利益率の高い取引の反動やITソリューション事業の減収により 営業利益・経常利益は減益、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期の黒字から赤字に転落した。

売上高

5,297百万円

+28.5%

営業利益

533百万円

△41.5%

経常利益

342百万円

△60.4%

親会社株主に帰属する中間純損失赤字

△10百万円

黒字から赤字に転落(前年同期147百万円の利益)

ハイライト

  • 再エネソリューション事業は蓄電池3件の販売により売上高47億30百万円(前年同期比+32.2%)と増収を確保したが、前年同期に計上した大型EPC関連の一時的かつ利益率の高い取引の反動でセグメント利益は32.8%減の6億51百万円
  • ITソリューション事業(エンタメ映像ソフトウェア開発・AI開発)は納品検収完了案件の減少により減収、セグメント損失は前年同期14百万円から100百万円に拡大
  • SaaS事業(人材派遣会社向け管理システム「jobs」等)は顧客獲得が進み売上高は前年同期比+54.5%、直接損益は黒字化を達成しセグメント損失も縮小
  • スポーツDX事業は主催イベント「GOAT」を2026年5月に開催しセグメント損益が黒字化
  • 自己資本比率は5.9%(前期末6.5%)と低水準。前受金・前渡金を多く伴う再エネ・EPC型ビジネスモデルの特徴だが、財務体質は引き続き薄い
  • 【要確認】2027年1月期の通期業績予想は、市場動向の不確実性や再エネ発電設備に係る規制強化見込み等を理由に非開示(現時点で合理的な算定が困難と説明)
  • 【後発事象・M&A】決算短信提出日後の2026年8月1日付で、時計・ブランド品等のリユース・オークション事業を展開する株式会社LUCE(議決権51%)を6億50百万円で連結子会社化。取得資金はりそな銀行からの借入(6億50百万円)で調達し、リユーステクノロジー事業として新規参入

財政状態

総資産

25,537百万円

純資産

5,198百万円

自己資本比率

5.9%

注目ポイント

減益・最終赤字だけを見ると厳しい決算に映るが、決算説明資料では前年同期の好業績が「大型EPC関連に係る一過性かつ利益率の高い取引」によるものだったと明記されており、今期の減益は反動という側面が大きい。むしろ注目すべきは自己資本比率の低さ(5.9%)で、再エネ・EPC型ビジネスは前受金・前渡金が積み上がりやすく総資産・負債とも膨らみやすい構造ではあるものの、財務体質としては薄い状態が続いている。また、決算短信提出日の直後にあたる2026年8月1日付で、リユース・オークション事業の株式会社LUCEを借入金を原資に連結子会社化しており、M&Aによる事業領域拡大を積極化させている。通期業績予想を非開示としている点も含め、次回以降の開示でこれらの新規事業・M&Aがどう業績に反映されるかを注視したい。

出典:株式会社テクノロジーズ「2027年1月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)/同 決算説明資料」(2026年9月14日開示)

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