決算ノート
5252東証ソフトウエア検証(テスト)、システム開発(大塚商会「SMILEシリーズ」のカスタマイズなど)

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

ソフトウエアのテスト(検証)とシステム開発を手がける日本ナレッジ(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、売上高12億04百万円、営業損失6百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円となった。人材確保や賃金・手当の引き上げで人件費が増えた。前期第3四半期から連結決算に移行したため、前年同期との比較はない。通期は売上高50億円(9.7%増)、営業利益1億50百万円の予想を据え置いた。

売上高

1,204百万円

営業利益赤字

△6百万円

経常利益赤字

△3百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△12百万円

検証事業 売上高

718百万円

自己資本比率

53.4%

前期末53.5%

ハイライト

  • 売上高は1,204百万円、売上総利益は197百万円(売上総利益率16.4%、当社試算)で、販管費203百万円を賄えず営業損失6百万円、経常損失3百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円(1株当たり△3.05円)。2026年3月期第3四半期から連結財務諸表を作成しているため、前年同期の数値と増減率は開示されていない
  • 会社は、中長期の視点で人材確保と社員の待遇向上のため賃金・手当を引き上げ、人件費などが増えたとしている
  • 検証事業は売上高718百万円、セグメント利益105百万円。独自のテスト自動化ツールの開発などテストの自動化を進め、複数の顧客からテスト自動化を受託した
  • 開発事業は売上高486百万円、セグメント利益63百万円。大塚商会のERP「SMILEシリーズ」の開発・カスタマイズを中心に、鋼材業・木材業向けの業種テンプレートを自社開発して販売している。前期10月に完全子会社化したアルテックスとの連携も進めている
  • 財政状態は、総資産2,157百万円(前期末比△98百万円)、純資産1,151百万円、自己資本比率53.4%(前期末53.5%)。現金及び預金は628百万円。配当支払い41百万円などで純資産が減った
  • 業績予想(2026年5月15日公表)は修正なし。第2四半期累計は売上高2,380百万円、営業利益34百万円、経常利益38百万円、純利益24百万円。通期は売上高5,000百万円(+9.7%)、営業利益150百万円(+129.3%)、経常利益157百万円(+23.1%)、純利益105百万円(+22.0%)。第1四半期の売上高進捗は第2四半期累計予想に対し50.6%、通期に対し24.1%(当社試算)
  • 配当は期末7円を予想(前期は年10円)

財政状態

総資産

2,157百万円

純資産

1,151百万円

自己資本比率

53.4%

現金及び預金

628百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する四半期純利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 第2四半期累計予想(修正なし)2,380百万円(進捗50.6%)34百万円38百万円24百万円—
2027年3月期 通期予想(修正なし)5,000百万円(進捗24.1%)+9.7%150百万円+129.3%157百万円+23.1%—105百万円+22.0%

注目ポイント

ソフトウエアのテストを請け負う検証事業と、パッケージ製品のカスタマイズや受託開発などの開発事業を柱とする同社は、第1四半期に小幅な営業赤字となった。人材の確保と賃金の引き上げで人件費が増え、売上総利益が販管費をわずかに下回った。両事業ともセグメント段階では利益を出しており、全社費用を含めると赤字になる構図だ。

検証事業では独自のテスト自動化ツールで案件を獲得し、開発事業では大塚商会のERP向けに業種別のテンプレートを展開している。昨年買収した子会社との連携も始まった。

会社は上期で営業利益34百万円、通期で1億50百万円と前期の2倍超を見込み、予想を据え置いた。人への投資を増収で回収できるかが、今期の焦点となる。

出典:日本ナレッジ株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月14日開示)

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