5579札証システム開発(常駐開発支援・受託開発・パッケージソフト)、就労支援
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
札幌・東京などに拠点を置いてシステム開発を手がけるGSI(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、主力の常駐開発支援サービスが堅調で、売上高が前年同期比3.3%増の11億80百万円となった。売上原価の増加で営業利益は同1.3%減の93百万円だったが、受取配当金の増加や投資有価証券売却益で、親会社株主に帰属する四半期純利益は同9.2%増の76百万円となった。通期は営業利益が47.1%減の予想で、第1四半期の進捗は35.8%。
売上高
1,180百万円
+3.3%営業利益
93百万円
△1.3%経常利益
106百万円
+1.6%親会社株主に帰属する四半期純利益
76百万円
+9.2%売上総利益率
22.5%
前年同期24.5%(当社試算)自己資本比率
66.0%
前期末67.6%ハイライト
- 売上高は1,180百万円(前年同期比+3.3%)。売上原価が913百万円に増え、売上総利益率は22.5%(前年同期24.5%、当社試算)に低下。販管費は172百万円(△7.0%、当社試算)に減り、営業利益は93百万円(△1.3%)。受取配当金などで経常利益は106百万円(+1.6%)、投資有価証券売却益8百万円もあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は76百万円(+9.2%)、1株当たり38.40円
- システム開発事業は売上高1,158百万円(+3.3%)、営業利益87百万円(△2.2%)。主力の常駐開発支援サービスは稼働人員を高水準に保ち、受託開発とパッケージソフト販売も進展した。フィリピン子会社Be UNIQUEを使ったオフショア開発は計画通りとしている
- 【要確認】短信本文はシステム開発事業について、エンジニアの採用強化や教育体制の拡充により「前年同期に比べ販売費及び一般管理費が増加し、費用が先行する形となった」と説明しているが、連結損益計算書の販管費は172百万円(前年同期185百万円)と減少しており、本文の説明と数値が食い違っている。どちらが正しいかは短信からは判断できない
- 就労支援事業は3事業所で利用者数と稼働率が改善し、売上高21百万円(+4.3%)、営業利益6百万円(+13.6%)
- 生成AIの開発プロセスへの実装や社員のAI活用スキル向上に取り組み、札幌・東京・大阪・福岡・仙台の拠点で採用活動を強化している
- 財政状態は、総資産3,700百万円(前期末比+96百万円)、純資産2,443百万円、自己資本比率66.0%(前期末67.6%)。投資有価証券が105百万円増えた
- 通期予想(修正なし)は売上高4,926百万円(+6.4%)、営業利益260百万円(△47.1%)、経常利益290百万円(△44.7%)、純利益195百万円(△48.1%)。第1四半期の進捗は売上高24.0%、営業利益35.8%、経常利益36.6%、純利益39.0%(当社試算)。年次で業務管理を行っているため、第2四半期累計の予想は開示していない
- 配当は中間30円・期末34円の年64円を予想(前期は年62円)
財政状態
総資産
3,700百万円
純資産
2,443百万円
自己資本比率
66.0%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 4,926百万円(進捗24.0%)+6.4% | 260百万円(進捗35.8%)△47.1% | 290百万円(進捗36.6%)△44.7% | 195百万円(進捗39.0%)△48.1% |
注目ポイント
札幌などに拠点を持つシステム開発会社で、主力の常駐型の開発支援が堅調に推移し、売上は小幅に伸びた。営業利益はほぼ前年並みで、配当収入や有価証券の売却益によって最終利益は1割近く増えた。
気になるのは説明と数字のずれだ。短信本文は、採用や教育への先行投資で販管費が増えたとしているが、損益計算書では販管費は前年同期より減っており、説明と数字が食い違っている。どちらが実態を表しているのかは短信からは判断できない。
通期予想は営業利益がほぼ半減する厳しい内容だが、第1四半期の進捗は3割を超えている。減益を見込む理由は短信からは読み取れず、下期にかけての費用の出方が注目点となる。配当は年64円と増配を予定している。