5588東証経理AIソリューション(会計帳票の入力・確認などを支援するAI「Robota」「Remota」「Steward」)
2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
経理業務向けのAIソリューションを提供するファーストアカウンティング(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、クラウド型AIプラットフォーム「Remota」が好調で導入社数が180件(前期末165件)に増え、売上高12億98百万円、営業利益1億70百万円、親会社株主に帰属する中間純利益1億12百万円となった。今期から中間連結財務諸表を作成しているため前年同期との比較はない。通期予想(売上高31億09百万円、営業利益3億12百万円)に対する営業利益の進捗は54.5%。プロシップとの資本業務提携で同社株式を取得した。
売上高
1,298百万円
営業利益
170百万円
経常利益
181百万円
親会社株主に帰属する中間純利益
112百万円
導入社数
180件
前期末165件自己資本比率
53.9%
前期末57.3%ハイライト
- 売上高は1,298百万円、売上総利益は921百万円で売上総利益率は71.0%(当社試算)。営業利益は170百万円、経常利益は181百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は112百万円(1株当たり10.09円)。2025年12月期第3四半期から連結財務諸表を作成しているため、前年同期の数値と増減率は開示されていない
- 従来のAPIサービス「Robota」シリーズに加え、会計帳票の入力・確認作業を効率化するクラウド型AIプラットフォーム「Remota」が引き続き好調。経理上の判断を要する業務を支援する「Steward」の販売も本格的に始めた。導入社数は180件(前期末165件)
- 会社は、デジタルインボイスの標準規格Peppolの採用で電子化が進む一方、紙の帳票も残るため経理業務が煩雑化し、経理DXのニーズが高まるとみている。生成AIの研究開発を新サービスにつなげられるかを課題に挙げる
- 株式会社プロシップとの資本業務提携に伴い、投資有価証券514百万円を取得した。自己株式149百万円も取得
- 財政状態は、総資産2,986百万円(前期末比+86百万円)、純資産1,687百万円、自己資本比率53.9%(前期末57.3%)。現金及び預金は1,503百万円(△266百万円)。契約社数の増加で契約負債が161百万円増えた。営業CFは433百万円の収入
- 通期予想(2026年2月13日公表)は修正なし。売上高3,109百万円(+31.2%)、営業利益312百万円(+6.9%)、経常利益312百万円(+7.1%)、純利益207百万円(+2.7%)。中間期の進捗は売上高41.7%、営業利益54.5%、経常利益58.0%、純利益54.1%(当社試算)。予想達成には下期に1,811百万円(上期比+39.5%)の売上高が必要(当社試算)
- 配当は期末3.90円を予想(前期は3.70円)
財政状態
総資産
2,986百万円
純資産
1,687百万円
自己資本比率
53.9%
現金及び預金
1,503百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(修正なし) | 3,109百万円(進捗41.7%)+31.2% | 312百万円(進捗54.5%)+6.9% | 312百万円(進捗58.0%)+7.1% | 207百万円(進捗54.1%)+2.7% |
注目ポイント
会計帳票の入力・確認作業などの経理業務をAIで効率化するサービスを提供する同社は、上期に導入社数を15件増やした。クラウド型のプラットフォーム「Remota」が伸び、経理上の判断を支援する新サービス「Steward」の販売も本格化させている。
今期から中間期の連結決算を始めたため前年との比較はできないが、通期予想に対して営業利益は半分強を上期で稼いだ。一方で売上高の進捗は4割強にとどまり、通期予想の達成には下期に売上を上期より4割近く増やす必要がある(当社試算)。
上期には株式会社プロシップと資本業務提携を結んで約5億円分の株式を取得し、自社株買いも実施した。売上の伸びが下期に加速するかと、提携の具体的な成果が注目点となる。