決算ノート
584A東証グロースシステムモダナイゼーション事業(金融機関の勘定系システムなどの刷新支援、AIを活用した自社ソリューション)
増収増益

2026年6月期 通期 決算サマリー

サマリー

金融機関の勘定系システムなどの刷新(モダナイゼーション)を支援するLiNKX(非連結)の2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)は、勘定系システム開発支援をはじめとした金融領域の案件拡大で、売上高が前期比39.0%増の19億9百万円、営業利益が同35.7%増の4億56百万円となった。当期純利益は同30.7%増の2億97百万円。2026年6月23日に東証グロース市場に上場した後、初めての決算発表となる。2027年6月期は売上高28億40百万円(+48.7%)、営業利益7億15百万円(+56.8%)を見込む。

売上高

1,909百万円

+39.0%

営業利益

456百万円

+35.7%

経常利益

440百万円

+30.8%

当期純利益

297百万円

+30.7%

売上高営業利益率

23.9%

前期24.5%

自己資本比率

82.4%

前期末84.1%

ハイライト

  • 売上高は1,909百万円(前期比+39.0%)、営業利益は456百万円(+35.7%)、経常利益は440百万円(+30.8%)、当期純利益は297百万円(+30.7%)。売上高営業利益率は23.9%
  • 勘定系システムをはじめとした金融領域のシステムモダナイゼーション案件の拡大とエンジニアの採用に取り組んだ。決算説明資料によると、売上高と営業利益は過去最高で、ハイエンド・エンジニア数も計画どおりに増えた
  • 2026年6月23日に東京証券取引所グロース市場に上場した。上場日に「事業計画及び成長可能性に関する事項」を公表している。2026年3月1日付で1株を100株に分割した
  • 持分法投資損益は73百万円の損失(前期は38百万円の利益)
  • 財政状態は、総資産2,095百万円、純資産1,729百万円、自己資本比率82.4%。営業CFは347百万円の収入、現金及び現金同等物は1,755百万円
  • 2027年6月期の予想は売上高2,840百万円(+48.7%)、営業利益715百万円(+56.8%)、経常利益717百万円(+63.0%)、当期純利益489百万円(+64.4%)。金融領域の案件拡大、AIなどを活用した自社ソリューションの提供拡大、エンジニアの採用拡大に注力する。配当は無配の予想

財政状態

総資産

2,095百万円

純資産

1,729百万円

自己資本比率

82.4%

現金及び現金同等物

1,755百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2027年6月期 通期予想2,840百万円+48.7%715百万円+56.8%717百万円+63.0%489百万円+64.4%

注目ポイント

6月に上場したばかりの同社は、金融機関の古い基幹システムを新しい技術で作り直す案件を中心に、売上を4割近く伸ばした。営業利益率は2割台半ばと、システム開発会社としては高い水準にある。

成長の源泉は、高度な設計力を持つエンジニアの確保だ。独自の採用選考で人員を増やし、1人当たりの売上を高めるモデルを掲げている。金融機関のシステム刷新の需要は根強く、2027年6月期は売上5割増の計画を示した。

一方、特定の取引先や業界への依存度が高い点は、会社自身もリスクとして挙げている。計画どおりにエンジニアを採用し、案件を増やし続けられるかが焦点になる。

出典:LiNKX株式会社「2026年6月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)/2026年6月期通期決算説明資料/事業計画及び成長可能性に関する事項(2026年6月23日)」(2026年8月14日開示)

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