2026年6月期 通期 決算サマリー
サマリー
航空券などのオンライン旅行予約を手がけるアドベンチャー(連結・IFRS)の2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)は、旅行需要が堅調に推移し、収益が前期比1.0%増の256億34百万円、営業利益が11億円(前期は11億55百万円の損失)と黒字に転じた。親会社の所有者に帰属する当期利益は4億65百万円(前期は17億11百万円の損失)。一方、営業キャッシュ・フローは29億13百万円の支出となった。期末配当15円で復配した。今期は収益260億円、営業利益20億円を見込む。同社は2026年9月24日にこの決算短信の訂正を公表しており、本記事は訂正後の短信にもとづく。
収益
25,634百万円
+1.0%営業利益
1,100百万円
前期△1,155百万円税引前利益
925百万円
前期△1,290百万円親会社の所有者に帰属する当期利益
465百万円
前期△1,711百万円営業キャッシュ・フロー
△2,913百万円
前期2,220百万円親会社所有者帰属持分比率
32.1%
前期末32.7%ハイライト
- 収益は25,634百万円(前期比+1.0%)、営業利益は1,100百万円(前期は1,155百万円の損失)、税引前利益は925百万円、当期利益は539百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は465百万円(前期は1,711百万円の損失)、基本的1株当たり63.36円
- 旅行事業は旅行需要が堅調に推移し、収益25,550百万円(+1.9%)、セグメント利益1,172百万円(前期は1,127百万円の損失)。投資事業は投資先の業況を反映し、収益83百万円(△71.0%)、セグメント損失71百万円
- 期中に3社を新たに連結し(2社を連結から除外)、のれんは2,649百万円(前期末2,214百万円)、有形固定資産は1,420百万円(同373百万円)に増えた
- 営業キャッシュ・フローは、営業債権の増加、営業債務の減少、法人所得税の支払いなどで2,913百万円の支出(前期は2,220百万円の収入)。投資CFは2,305百万円の支出、財務CFは長期借入れで2,198百万円の収入となり、現金及び現金同等物は13,263百万円(前期末比△3,081百万円)
- 財政状態は、資産合計28,182百万円、資本合計9,417百万円、親会社所有者帰属持分比率32.1%(前期末32.7%)。社債及び借入金が増え、負債合計は18,764百万円となった
- 2027年6月期の予想は収益26,000百万円(+1.4%)、営業利益2,000百万円(+81.8%)、税引前利益1,800百万円(+94.6%)、当期利益900百万円(+66.9%)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,100百万円(+136.2%)。会社は連結子会社の業績貢献を見込む一方、為替や物価変動などの要因を考慮したとしている
- 年間配当は期末15円(前期は無配)。今期の配当予想は未定
- 2026年9月24日に「決算短信〔IFRS〕(連結)」の訂正(数値データ訂正を含む)を公表した。訂正箇所は原資料の下線で示されているが、テキストからは訂正前の数値を確認できないため、本記事は訂正後の短信の数値で記載している
財政状態
資産合計
28,182百万円
資本合計
9,417百万円
親会社所有者帰属持分比率
32.1%
現金及び現金同等物
13,263百万円
次期業績予想
| 決算期 | 収益 | 営業利益 | 税引前利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年6月期 通期予想 | 26,000百万円+1.4% | 2,000百万円+81.8% | 1,800百万円+94.6% | 1,100百万円+136.2% |
注目ポイント
航空券などのネット予約サイトを運営する同社は、前期の11億円を超える営業赤字から、11億円の営業黒字に転じた。旅行需要の堅調さを背景に、主力の旅行事業が黒字に戻った。最終損益も黒字となり、期末配当15円で復配した。
一方で、本業で稼いだ現金の出入りを示す営業キャッシュ・フローは29億円のマイナスとなった。売掛金などが増え、買掛金などが減ったためで、借入で資金を補った形だ。期中には3社を新たに連結し、のれんも増えている。
今期は営業利益を2倍近い20億円に伸ばす計画だ。新たに連結した子会社の利益貢献と、営業キャッシュ・フローがプラスに戻るかが注目点となる。なお、同社は9月に今回の決算短信の訂正を出している。