6045東証成果報酬型広告、運用型広告代行、中古建設機械マーケットプレイス、貴金属リユース・加工・精錬
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
成果報酬型広告を主力とするレントラックス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、前期に子会社化した貴金属リユース・精錬の井嶋金銀工業の損益を今期から取り込み、売上高が前年同期の約11.6倍の118億15百万円、営業利益が同2.4倍の10億98百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同2.6倍の7億17百万円。営業利益は第1四半期だけで第2四半期累計予想(5億99百万円)の1.8倍に達したが、会社は貴金属相場の変動で第2四半期の売上原価が変わる可能性があるとして、予想を据え置いた。
売上高
11,815百万円
前年同期1,018百万円(約11.6倍)営業利益
1,098百万円
+140.9%経常利益
1,094百万円
+141.3%親会社株主に帰属する四半期純利益
717百万円
+160.4%貴金属リユース・加工・精錬事業 売上高
10,462百万円
前年同期は該当なし自己資本比率
36.8%
前期末36.1%ハイライト
- 売上高は11,815百万円(前年同期1,018百万円、約11.6倍)、営業利益は1,098百万円(+140.9%)、経常利益は1,094百万円(+141.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は717百万円(+160.4%)、1株当たり91.36円
- 前期に連結子会社となった井嶋金銀工業は、前期は貸借対照表のみの連結だったが、今期から損益計算書にも反映した。貴金属リユース・加工・精錬事業は売上高10,462百万円、セグメント利益724百万円(前期は該当なし)
- 主力の成果報酬型広告サービス事業は、金融、自動車、美容クリニック、転職求人、不動産など既存ジャンルの広告主への注力と物販など新規分野の開拓で、売上高709百万円(+28.5%)、セグメント利益704百万円(+27.6%)。運用型広告代行は売上高49百万円(+104.1%)、中古建設機械マーケットプレイス関連は売上高510百万円(+41.5%)、利益65百万円(+12.4%)
- 財政状態は、総資産17,692百万円(前期末比+1,304百万円)、純資産6,504百万円、自己資本比率36.8%(前期末36.1%)。現金及び預金が915百万円、原材料及び貯蔵品が729百万円増え、短期借入金が892百万円増えた
- 業績予想(2026年5月15日公表)は修正なし。第2四半期累計は売上高21,669百万円(+913.1%)、営業利益599百万円(△10.5%)、純利益447百万円(+7.7%)、通期は売上高43,182百万円(+872.6%)、営業利益1,302百万円(+23.9%)、純利益906百万円(△64.7%)。第1四半期の進捗は、第2四半期累計予想に対し営業利益183.3%、純利益160.4%、通期に対し営業利益84.3%(当社試算)
- 会社は、第2四半期累計の予想に対して想定を上回る進捗としつつ、井嶋金銀工業の貴金属相場の変動に伴う総平均法の原価計算の影響で第2四半期の売上原価が変動する可能性があるとして、予想を据え置いたと説明している
- 配当は中間12円・期末13円の年25円を予想(前期は年24円)
財政状態
総資産
17,692百万円
純資産
6,504百万円
自己資本比率
36.8%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 第2四半期累計予想(修正なし) | 21,669百万円(進捗54.5%)+913.1% | 599百万円(進捗183.3%)△10.5% | 588百万円(進捗186.1%)△11.7% | 447百万円(進捗160.4%)+7.7% | — |
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 43,182百万円(進捗27.4%)+872.6% | 1,302百万円(進捗84.3%)+23.9% | 1,258百万円(進捗87.0%)+21.2% | — | 906百万円(進捗79.1%)△64.7% |
注目ポイント
成果報酬型の広告を主力としてきた同社は、前期に買収した貴金属のリユース・精錬会社の損益を今期から取り込み、売上高が前年同期の10倍を超える118億円に膨らんだ。売上の9割近くを貴金属事業が占める形となり、事業の姿は大きく変わった。主力の広告事業も3割近く伸びている。
第1四半期の営業利益は11億円弱と、上期予想の約1.8倍、通期予想の8割強をすでに稼いだ(当社試算)。会社は貴金属相場の変動によって原価が変わる可能性があるとして予想を据え置いたが、想定を上回る進捗だとしている。
貴金属事業は相場の動きで損益が大きく振れやすい性質がある(当社推定)。広告事業の安定した利益に、振れの大きい新事業が加わった収益構造を、今後の四半期でどう見極めるかが焦点となる。