6343東証製造供給(押出機など)、住宅関連(防蟻・防水・断熱工事)、投資・流通サービス
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
押出機の製造や住宅関連工事を手がけるフリージア・マクロス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、押出機や防蟻・防水工事の売上減で、売上高が前年同期比7.7%減の15億91百万円、営業利益が同34.7%減の2億36百万円だった。一方、受取配当金3億10百万円と持分法投資利益2億50百万円が経常利益を押し上げ、経常利益は同31.0%増の7億38百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同61.3%増の5億08百万円。通期予想は据え置いた。
売上高
1,591百万円
△7.7%営業利益
236百万円
△34.7%経常利益
738百万円
+31.0%親会社株主に帰属する四半期純利益
508百万円
+61.3%受取配当金
310百万円
前年同期34百万円自己資本比率
43.3%
前期末43.0%ハイライト
- 売上高は1,591百万円(前年同期比△7.7%)、売上総利益は826百万円で売上総利益率は51.9%(前年同期54.3%、当社試算)。販管費は590百万円(前年同期575百万円)に増え、営業利益は236百万円(△34.7%)
- 営業外収益は579百万円(前年同期264百万円)で、受取配当金が310百万円(前年同期34百万円)、持分法による投資利益が250百万円(同198百万円)に増えた。支払利息は65百万円。経常利益は738百万円(+31.0%)と営業利益の約3倍。投資有価証券売却益51百万円を特別利益に計上し、非支配株主に帰属する利益112百万円を差し引いて、親会社株主に帰属する四半期純利益は508百万円(+61.3%)。1株当たり11.31円
- 製造供給事業は押出機の売上減で売上高485百万円(前年同期比△93百万円)、セグメント利益39百万円(同△61百万円)。住宅関連事業は防蟻・防水・断熱工事等の受注減で売上高1,092百万円(同△24百万円)、利益170百万円(同△42百万円)。投資・流通サービス事業は衣料品事業の減収で売上高82百万円(同△18百万円)、利益24百万円(同△21百万円)と、全セグメントが減収減益
- 受取配当金が約9倍に増えた理由(配当を受け取った先など)は短信に記載がない【要確認】
- 四半期包括利益は90百万円(前年同期918百万円)と四半期純利益(621百万円)を大きく下回った。その他有価証券評価差額金が△525百万円(前年同期は447百万円の増加)となったためで、親会社株主に係る四半期包括利益は△21百万円。財政状態は、総資産38,973百万円(前期末比△351百万円、投資有価証券の減少など)、純資産24,633百万円、自己資本比率43.3%(前期末43.0%)。負債は長期借入金・繰延税金負債の減少で14,340百万円(△414百万円)
- 通期予想は修正なし。売上高6,900百万円(+0.4%)、営業利益1,200百万円(△6.6%)、経常利益1,800百万円(△19.2%)、純利益1,600百万円(△7.2%)、1株当たり35.55円。第1四半期の進捗は、売上高23.1%、営業利益19.7%、経常利益41.0%、純利益31.8%(当社試算)。配当は期末0.60円(前期0.60円)の予想
財政状態
総資産
38,973百万円
純資産
24,633百万円
自己資本比率
43.3%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 6,900百万円(進捗23.1%)+0.4% | 1,200百万円(進捗19.7%)△6.6% | 1,800百万円(進捗41.0%)△19.2% | 1,600百万円(進捗31.8%)△7.2% |
注目ポイント
本業は3つのセグメントすべてが減収減益で、営業利益は3割強減った。押出機の販売減、防蟻・防水・断熱工事の受注減、衣料品事業の不振がそれぞれ響いた。売上総利益率も約2ポイント下がっている。
それでも経常利益・純利益が大きく増えたのは、受取配当金が前年同期の約9倍の3億円強に膨らみ、持分法投資利益も増えたためである。経常利益は営業利益の約3倍で、この会社の利益は投資先からの配当や持分法利益に大きく左右される構造になっている。受取配当金が急増した理由は短信に書かれておらず、一時的なものかどうかは確認が必要だ。
一方、保有する有価証券の評価差額が約5億円のマイナスとなり、包括利益は90百万円と純利益を大きく下回った。通期予想は据え置かれ、経常利益の進捗は4割を超えたが、営業利益の進捗は2割に届いていない。本業の立て直しが今後の焦点となる。