7098東証総合人材サービス
2027年1月期 中間期 決算サマリー
サマリー
総合人材サービス事業を展開するエージェントの2027年1月期中間期は、デジタルデバイド領域を中心とした既存事業の 受注拡大により売上高は前年同期比3.2%増の32億33百万円。一方、新規事業・グループ会社の立ち上げや人員体制強化に 伴う販管費増加により営業利益は同77.7%減、経常利益は同89.3%減となり、親会社株主に帰属する中間純利益は 前年同期の黒字から赤字に転落した。通期業績予想は修正していない。
売上高
3,233百万円
+3.2%営業利益
22百万円
△77.7%経常利益
10百万円
△89.3%親会社株主に帰属する中間純損失赤字
△7百万円
黒字から赤字に転落(前年同期47百万円の利益)ハイライト
- デジタルデバイド領域を中心とした既存事業の受注拡大に取り組んだが、売上原価の増加により売上総利益は前年同期と概ね同水準にとどまった
- 新規事業及びグループ会社における事業立ち上げ、人員体制の強化等により販売費及び一般管理費が増加し、大幅減益の要因となった
- 【要確認】投資その他の資産の「長期前払費用」が459百万円増加(173千円→459百万円)し、営業活動によるキャッシュ・フローは727百万円の資金流出(前年同期は127百万円の流出)に拡大。使途の詳細は短信からは判然としない
- 1年内返済予定の長期借入金が223百万円増加する一方、長期借入れにより815百万円を調達
- 年間配当予想は前期の4.60円から6.00円に増配予想(通期業績予想自体は修正なし)
財政状態
総資産
2,954百万円
純資産
333百万円
自己資本比率
11.0%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年1月期 通期予想(修正なし) | 7,200百万円+13.1% | 167百万円+7.1% | 158百万円+7.0% | 100百万円+30.4% |
注目ポイント
「次代を創る」というパーパスのもと、デジタルデバイド・教育格差・人材不足など日本の社会課題解決を掲げる同社だが、当中間期は新規事業・グループ会社への先行投資により大幅減益・最終赤字に転落した。特に気になるのは、投資その他の資産に計上されている「長期前払費用」が半期でわずか17万円から4億59百万円へと急増している点で、これに伴い営業キャッシュ・フローも前年同期の127百万円の流出から727百万円の流出へと大きく拡大している。この長期前払費用が具体的に何に対する支出なのか、短信の記載だけでは判然としないため、次回の決算やIR資料で使途が明らかになるかを確認したい。通期の業績予想自体は増収増益のまま据え置かれており、下期にかけての巻き返しが計画の前提となっている。