決算ノート
7555東証花き卸売(東京都中央卸売市場 大田市場)

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

東京・大田市場の花き卸売会社である大田花き(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、売上高が前年同期比22.4%増の9億63百万円となった。4月には同業の東日本板橋花きを子会社化している。一方、営業損失は55百万円(前年同期は45百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は39百万円(同15百万円の損失)と赤字が拡大した。母の日などの贈答需要は堅調だったが、日常消費は節約志向で力強さを欠いた。通期の黒字予想は据え置いた。

売上高

963百万円

+22.4%

営業利益赤字

△55百万円

前年同期は45百万円の損失

経常利益赤字

△38百万円

前年同期は20百万円の損失

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△39百万円

前年同期は15百万円の損失

自己資本比率

63.0%

前期末63.7%

ハイライト

  • 売上高は963百万円(前年同期比+22.4%)。営業損失は55百万円(前年同期は45百万円の損失)、経常損失は38百万円(同20百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は39百万円(同15百万円の損失)、1株当たり△7.75円
  • 市況は、円安や物流コストの高止まりで輸入品の入荷が減り、国内産も資材・物流費の上昇で生産環境が厳しく、流通量が減少した。母の日を中心とした贈答・イベント需要では堅調な市況となった一方、日常消費は生活者の節約志向で力強さを欠いた
  • 2026年4月1日、東京都北部から埼玉県を主な商圏とする花き卸売会社、東日本板橋花きを100%子会社化した。これにより東京都中央卸売市場における同社グループの切花取扱シェアは50%を超えた。受け入れた資産は976百万円、引き受けた負債は845百万円。のれん8百万円は金額が小さいため当期に一括償却した。6月には代表執行役が同社の取締役に就任した
  • 財政状態は、総資産8,151百万円(前期末比△45百万円)、純資産5,131百万円(△90百万円)、自己資本比率63.0%(前期末63.7%)。現金及び預金は2,043百万円。純資産の減少は配当50百万円と四半期純損失によるもの
  • 通期予想(2026年5月15日公表)は修正なし。売上高4,378百万円(+19.6%)、営業利益125百万円(+128.5%)、経常利益183百万円(+51.3%)、純利益138百万円(+67.7%)。第1四半期の売上高進捗は22.0%(当社試算)。第1四半期は前年同期も営業赤字だった
  • 配当は年12円(期末12円)を予想し、前期の年10円から増配の計画。花き卸売事業の単一セグメント

財政状態

総資産

8,151百万円

純資産

5,131百万円

自己資本比率

63.0%

現金及び預金

2,043百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 通期予想(修正なし)4,378百万円(進捗22.0%)+19.6%125百万円+128.5%183百万円+51.3%138百万円+67.7%

注目ポイント

東京・大田市場で花の卸売を手がける同社は、4月に同業の東日本板橋花きを子会社化した。第1四半期の売上高は2割以上増えた。東京都中央卸売市場での切花の取扱シェアは5割を超え、首都圏での販売基盤を広げた形だ。

ただ利益面は厳しく、営業赤字は前年同期より拡大した。輸入品の減少や国内の生産コスト上昇で花の流通量が細るなか、母の日などの贈答需要は堅調だったものの、普段使いの花は節約志向の影響を受けた。

第1四半期は前年も赤字で、会社は通期で営業利益を倍以上に増やす予想を据え置いている。買収した子会社との物流や配送の効率化がどこまで進むかが、下期にかけての収益改善の鍵になる。

出典:株式会社大田花き「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月14日開示)

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