決算ノート
7604東証スタンダード和食レストラン・惣菜テイクアウト

2027年4月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

「湯葉と豆腐の店 梅の花」などを展開する梅の花グループの2027年4月期第1四半期は、価格改定や創業50周年企画で 外食・テイクアウトが伸び、製造工程の効率化で包装資材費の上昇も吸収し、営業損益は前年同期の17百万円の損失から 83百万円の黒字に転換した。一方、支払利息の増加等で経常損失・最終損失は残り、売上高は前年同期比0.3%減の70億5百万円。 通期予想は修正なし。

売上高

7,005百万円

△0.3%

営業利益黒字転換

83百万円

黒字転換(前年同期△17百万円)

経常損失赤字

△11百万円

損失縮小(前年同期△92百万円)

親会社株主に帰属する四半期純損失赤字

△50百万円

損失縮小(前年同期△119百万円)

ハイライト

  • 外食事業は売上高40億76百万円(前年同期比+3.2%)・セグメント利益2億10百万円(同+37.9%)。2026年3月のメニュー価格改定による客単価上昇と、アプリクーポンを使った「創業50周年」感謝祭企画が寄与
  • テイクアウト事業は売上高25億76百万円(同+2.8%)・セグメント利益1億11百万円(同+12.6%)。古市庵の価格改定で原価率が安定した一方、梅の花ブランドは原材料・包装資材費の上昇が重荷
  • 外販事業は前期にあった牡蠣の大口原料販売1億55百万円がなくなり売上高は△38.4%の3億42百万円、セグメント損失は7百万円(前年同期は23百万円の損失)に縮小
  • 2026年7月に大阪・心斎橋に新ブランド「かに重」と関西初出店の「熊本あか牛しゃぶしゃぶ 甲梅」の2店舗を出店。「甲梅」は来店客の約45%を外国人が占めインバウンド需要を取り込む
  • 金利上昇で支払利息が前年同期の39百万円から54百万円に増加、借入金の総額は前期末比4億57百万円増加。自己資本比率は8.9%(前期末9.4%)と低水準。減損損失54百万円を特別損失に計上
  • 2026年7月30日付で、その他資本剰余金・別途積立金を繰越利益剰余金に振り替える欠損填補を実施(純資産の合計額は変動なし)
  • 通期業績予想は修正なし。業績は下半期に偏重する傾向で、第2四半期累計は営業損失29百万円・最終損失107百万円を予想。年間配当予想は普通株式10円で据え置き

財政状態

総資産

22,547百万円

純資産

2,006百万円

自己資本比率

8.9%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年4月期 通期予想(修正なし)30,000百万円+0.6%608百万円△6.2%326百万円△11.6%279百万円+10.4%

注目ポイント

営業損益が黒字に転換した点は前向きだが、売上高は前年同期をわずかに下回っており、改善の中心は価格改定・製造工程の効率化・コスト吸収といった「収益性の改善」にある。営業利益83百万円に対し、支払利息と持分法損失などで経常段階ではなお赤字で、金利上昇の影響が財務コストとして表面化している。

会社は「業績は下半期に偏重する」としており、第2四半期累計は営業損失・最終損失を見込む計画のため、今回の第1四半期の黒字がそのまま続くわけではない。通期の営業利益予想(608百万円)は前期比で減益であり、達成には下半期の売上の積み上げと、原材料・包装資材のコスト管理が鍵になる。インバウンド需要を取り込む「甲梅」の出店拡大がどの程度上積みになるかも見極めたい。

出典:株式会社梅の花グループ「2027年4月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月14日開示)

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