7921東証プライム有価証券報告書・株主総会招集通知などのディスクロージャー支援、通訳・翻訳(サイマル・インターナショナル)
2027年5月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
企業の開示書類作成を支援するTAKARA & COMPANY(連結)の2027年5月期第1四半期(2026年6〜8月)は、開示・決算業務のアウトソーシングやコンプライアンス関連支援が伸び、売上高が前年同期比4.7%増の95億12百万円となった。主力のディスクロージャー関連事業の増益で、営業利益は同24.6%増の21億25百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同21.1%増の14億46百万円。通期予想と、年180円(前期120円)への増配予想は据え置いた。
売上高
9,512百万円
+4.7%営業利益
2,125百万円
+24.6%経常利益
2,219百万円
+24.5%親会社株主に帰属する四半期純利益
1,446百万円
+21.1%ディスクロージャー関連 セグメント利益
2,028百万円
+35.5%自己資本比率
79.9%
前期末76.2%ハイライト
- 売上高は9,512百万円(前年同期比+4.7%)、営業利益は2,125百万円(+24.6%)、経常利益は2,219百万円(+24.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,446百万円(+21.1%)
- ディスクロージャー関連事業は売上高7,517百万円(+9.4%)、セグメント利益2,028百万円(+35.5%)。開示決算アウトソーシングとコンプライアンス関連支援の売上が増えた
- 製品別では、金融商品取引法関連が3,510百万円(+21.6%)と大きく伸びた。統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入顧客が増えた。会社法関連(株主総会招集通知など)は2,077百万円(+9.6%)、IR関連は1,506百万円(-4.8%)、その他は421百万円(-16.8%)
- 通訳・翻訳事業は売上高1,995百万円(-9.8%)、セグメント利益86百万円(-49.0%)。前年同期に多かった大型イベントや、コロナ禍で増えた社内会議の通訳案件が減り、翻訳も案件が小型化した。AI通訳サービスの受注は伸びているという
- ディスクロージャー関連事業は顧客の決算期が3月に集中するため、第1四半期と第4四半期の売上が多くなる季節性がある
- 財政状態は、総資産41,697百万円(前期末比-829百万円)、純資産33,722百万円、自己資本比率79.9%(前期末76.2%)。現金及び預金は1,504百万円増えた
- 通期予想は変更なし。売上高34,200百万円(+9.8%)、営業利益4,900百万円(+10.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,500百万円(+3.5%)。第1四半期の営業利益の進捗率は43.4%(当社試算)
- 配当は年180円(中間90円・期末90円)を予想し、前期の年120円から60円の増配となる。予想の修正はない
財政状態
総資産
41,697百万円
純資産
33,722百万円
自己資本比率
79.9%
1株当たり四半期純利益
112.05円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2027年5月期 通期予想(変更なし) | 34,200百万円(進捗27.8%)+9.8% | 4,900百万円(進捗43.4%)+10.9% | 3,500百万円+3.5% |
注目ポイント
増益を支えたのは、開示書類の作成を丸ごと請け負うアウトソーシングと、統合型の開示システム「WizLabo」の導入拡大だ。金融商品取引法関連の売上は2割以上伸び、ディスクロージャー関連事業の利益は3割超増えた。人手不足の上場企業が開示実務を外に出す流れが、同社の追い風になっている。
一方、通訳・翻訳事業は大型イベントの反動と案件の小型化で減益となり、利益はほぼ半減した。AI通訳などの新サービスが従来の案件減をどこまで補えるかが課題だ。
3月決算企業の株主総会が集中する第1四半期は、もともと利益が大きくなる時期で、営業利益の進捗率43.4%(当社試算)は季節性を考えると想定の範囲とみられる。年60円の増配予想を維持しており、株主還元の強化も続いている。