2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
アシックス(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、全カテゴリー・全地域で増収増益となり、売上高が前年同期比32.7%増の5,344億83百万円と中間期で初めて5,000億円を超えた。営業利益は同48.5%増の1,204億86百万円、営業利益率は22.5%でいずれも過去最高。スポーツスタイルが83.0%増収、オニツカタイガーが35.9%増収と伸びた。通期予想を上方修正し、売上高は9,500億円から1兆500億円、営業利益は1,710億円から1,950億円とした。年間配当予想も38円から44円に引き上げた。
売上高
534,483百万円
+32.7%営業利益
120,486百万円
+48.5%経常利益
116,598百万円
+48.3%親会社株主に帰属する中間純利益
82,171百万円
+53.3%営業利益率
22.5%
前年同期比+2.4ポイント自己資本比率
52.8%
前期末46.3%ハイライト
- 売上高は534,483百万円(前年同期比+32.7%、為替影響を除くと+22.0%)で、中間期として初めて5,000億円を超えた。営業利益は120,486百万円(+48.5%、為替影響を除くと+37.7%)、営業利益率は22.5%(+2.4ポイント)で、いずれも過去最高
- 特別損失に転身支援等費用6,717百万円(内容の説明は短信本文にない)などを計上し、特別損失合計は8,079百万円。親会社株主に帰属する中間純利益は82,171百万円(+53.3%)、1株当たり115.93円
- カテゴリー別では全カテゴリーが増収増益。パフォーマンスランニングは売上高220,652百万円(+19.3%)、カテゴリー利益58,082百万円(+24.8%)で、BOUNCEシリーズや6月発売のGEL-KAYANO 33が好調。スポーツスタイルは欧州・北米で伸び売上高123,186百万円(+83.0%)、カテゴリー利益41,923百万円(+103.0%)。オニツカタイガーは全地域で2桁増収となり売上高89,533百万円(+35.9%)、カテゴリー利益35,578百万円(+38.3%)
- 地域別でも全地域が増収増益。アシックスジャパンはオニツカタイガーを中心とするインバウンド需要で売上高+23.8%、営業利益率33.4%。欧州は売上高+46.4%(スポーツスタイル+100.3%、オニツカタイガー+66.5%)、東南・南アジアはEコマースが伸び+33.9%
- 6月にオニツカタイガーの分社化を発表。2027年1月1日付でオニツカタイガー事業を株式会社OT GROUPに承継し、各国のオニツカタイガー事業も同社の子会社として再編する。ラグジュアリーライフスタイルブランドとしての地位確立を目指し、2027年には米国市場への再進出を予定している
- 財政状態は、総資産679,379百万円(前期末比+15.8%)、純資産360,424百万円(+31.9%)、自己資本比率52.8%(前期末46.3%)。現金及び現金同等物は141,395百万円(+29,173百万円)
- 通期予想を上方修正し、売上高1,050,000百万円(前回予想950,000百万円、前期比+29.5%)、営業利益195,000百万円(同171,000百万円、+36.8%)、経常利益189,000百万円(+35.7%)、純利益120,000百万円(同110,000百万円、+21.6%)、営業利益率18.6%(同18.0%)とした。上期の好調と市場の勢いを踏まえたもので、初の売上高1兆円台となる見通し。中間期の進捗は売上高50.9%、営業利益61.8%、純利益68.5%(当社試算)
- 配当予想も引き上げ、中間20円(前回予想比+2円)・期末24円(同+4円)の年44円(前回予想38円、前期28円)とする
財政状態
総資産
679,379百万円
純資産
360,424百万円
自己資本比率
52.8%
現金及び現金同等物
141,395百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(上方修正) | 1,050,000百万円(進捗50.9%)+29.5% | 195,000百万円(進捗61.8%)+36.8% | 189,000百万円(進捗61.7%)+35.7% | 120,000百万円(進捗68.5%)+21.6% |
注目ポイント
勢いが一段と強まった。上期の売上高は3割以上伸びて初めて5,000億円を超え、営業利益率も22.5%と過去最高を更新した。けん引役は、欧米で人気が広がるスポーツスタイルと、インバウンド需要も取り込むオニツカタイガーで、スポーツスタイルの利益は2倍になった。主力のランニングシューズも高付加価値商品への注力で2割近く伸びた。
会社は通期予想を大きく引き上げ、売上高は初の1兆円台を見込む。営業利益の予想は1,950億円と、前回予想から240億円積み増した。上期だけで通期予想の営業利益の6割を稼いでおり、配当も年44円に増やす。
来年1月にはオニツカタイガーを分社化し、高級ライフスタイルブランドとして独立性を高める。同ブランドの米国再進出も控える。一方、特別損失には転身支援等費用67億円を計上したが、その内容は短信本文では説明されていない。為替の影響を除いても2割超の増収であり、ブランドの勢いが下期も続くかが注目点だ。