8217東証プライム近畿・東海地方を中心とするスーパーマーケット、外食事業
2027年2月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
和歌山県を地盤にスーパーマーケットを展開するオークワ(連結)の2027年2月期中間期(2026年2月21日〜8月20日)は、消費者の節約志向で客数が前年同期を下回り、営業収益が前年同期比1.0%減の1,232億27百万円となった。営業損益は57百万円の損失(前年同期は5億79百万円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損益は1億87百万円の損失(同2億48百万円の利益)と赤字に転落した。中間期の業績予想は9月25日に下方修正しており、通期予想は据え置いた。年間配当26円の予想も変えていない。
営業収益
123,227百万円
-1.0%営業利益赤字
△57百万円
前年同期579百万円経常利益
13百万円
-98.0%親会社株主に帰属する中間純利益赤字
△187百万円
前年同期248百万円自己資本比率
56.6%
前期末57.5%営業キャッシュ・フロー
3,471百万円
前年同期比1,090百万円減ハイライト
- 営業収益は123,227百万円(前年同期比-1.0%)、営業損益は57百万円の損失(前年同期は579百万円の利益)、経常利益は13百万円(-98.0%)、親会社株主に帰属する中間純損益は187百万円の損失(前年同期は248百万円の利益)
- 主力のスーパーマーケット事業で、消費者の節約志向などから客数が前年同期を下回り、売上が苦戦した。会社は、業態の垣根を越えた価格・サービス競争の激化や、物流費・人件費など固定費の負担増も挙げている
- 連結子会社も減益だった。外食事業のオークフーズは新規出店で増収となったが、出店経費が増えた。農産物の加工・配送を担うサンライズは、取扱量の減少と仕入価格の高騰が響いた
- 施策として、業態ごとの重点商品の展開、自社アプリを使った顧客ごとの販促、DXによる店舗作業の効率化を続けた。7月には「わくわくシティ尾崎店」(大阪府阪南市)を大規模改装した
- 財政状態は、総資産130,383百万円(前期末比+1,159百万円)、純資産74,103百万円、自己資本比率56.6%。長期借入金は2,022百万円減った
- 営業キャッシュ・フローは3,471百万円の収入(前年同期比1,090百万円減)、投資キャッシュ・フローは1,785百万円の支出、財務キャッシュ・フローは2,634百万円の支出。現金及び現金同等物は10,049百万円
- 中間期の業績予想は9月25日の「業績予想の修正に関するお知らせ」で修正した(修正前後の数値は今回の資料に記載なし)。通期予想は同日公表の数値から変更なし
- 通期予想は営業収益250,800百万円(-0.7%)、営業利益1,300百万円(-30.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益50百万円(-81.1%)。予想達成には下期に営業利益1,357百万円が必要な計算(当社試算)。配当は年26円(中間13円・期末13円)を予想
財政状態
総資産
130,383百万円
純資産
74,103百万円
自己資本比率
56.6%
現金及び現金同等物
10,049百万円
次期業績予想
| 決算期 | 営業収益 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年2月期 通期予想(変更なし) | 250,800百万円(進捗49.1%)-0.7% | 1,300百万円-30.8% | 1,300百万円-34.1% | 50百万円-81.1% |
注目ポイント
中間期は営業赤字に転じた。節約志向で客数が減るなか、価格競争と人件費・物流費の上昇が重なり、減収のまま固定費の負担を吸収できなかった。子会社の外食と青果の加工・配送も減益で、グループ全体で利益が細った。
通期予想は据え置いたが、上期の営業損益が赤字のため、予想達成には下期だけで13億円余りの営業利益が必要になる(当社試算)。スーパーは年末商戦を含む下期に利益が偏りやすいとはいえ、客数の回復とコスト削減がどこまで進むかが焦点だ。
配当は年26円を維持する予定だが、通期の純利益予想は50百万円にとどまる。配当は利益ではなく、厚い自己資本(自己資本比率56.6%)で支える形になっている。