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継続企業の前提不適切会計処理
2026年9月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
保険代理店大手アドバンスクリエイトの2026年9月期第3四半期累計は、メディアレップ事業の受注が堅調に推移し売上高は 前年同期比0.4%増の48億55百万円。営業損失・経常損失・親会社株主帰属四半期純損失はいずれも前年同期から縮小したが、 純資産は276百万円の債務超過となり、継続企業の前提に関する重要な疑義注記が付された。完全子会社での不適切な会計処理も判明している。
売上高
4,855百万円
+0.4%営業損失赤字
△271百万円
損失縮小(前年同期△699百万円)経常損失赤字
△340百万円
損失縮小(前年同期△859百万円)親会社株主帰属四半期純損失赤字
△768百万円
損失縮小(前年同期△1,405百万円)ハイライト
- 保険代理店事業はアポイント獲得数の伸び悩みで新規面談数が減少し減収となったが、販管費の圧縮により営業損失は前年同期の974百万円から336百万円に縮小
- メディアレップ事業は受注堅調で売上高は前年同期比137.2%増となったが外注費増加により減収減益
- 【重要】当第3四半期連結会計期間末において純資産が276百万円の債務超過となり、一部金融機関との債権流動化契約の財務制限条項にも抵触。継続企業の前提に関する重要な疑義注記が付されている
- 【重要】完全子会社の株式会社保険市場等における過年度の広告取引・ソフトウェア資産計上等に関する不適切な会計処理が発覚し、第三者委員会調査を実施。特別調査費用等278百万円を特別損失に計上し、通期でさらに約250百万円の追加費用を見込む
財政状態
総資産
8,183百万円
純資産
△276百万円(債務超過)
自己資本比率
△3.4%
注目ポイント
本業の損失は前年同期から縮小しているものの、それだけで安心できる決算ではない。当第3四半期末時点で純資産が276百万円の債務超過に転落し、取引金融機関との財務制限条項にも抵触したことで継続企業の前提に関する重要な疑義注記が付された。加えて、完全子会社である株式会社保険市場での過年度の不適切な会計処理(広告取引・ソフトウェア資産計上等)が第三者委員会の調査で確認され、特別調査費用等として278百万円を計上、通期ではさらに約250百万円の追加費用が見込まれている。会社側は金融機関から買戻請求権の放棄等の理解を得つつあるとしているが、財務基盤の立て直しと再発防止の実効性を今後も注視する必要がある。2026年9月期の通期業績予想も別途修正されており、あわせて確認したい。