2027年2月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
新卒採用支援サイト「Goodfind」を運営するスローガン(連結)の2027年2月期中間期(2026年3〜8月)は、2028年卒の学生向けイベントや採用コンサルティングが伸び、売上高が前年同期比1.4%増の9億88百万円となった。不採算サービスの整理で販管費を抑え、営業利益は同3.6%増の3億42百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同21.4%増の2億39百万円。入社日基準で第1四半期に利益が集中する季節性があり、中間期の営業利益は通期予想の3億2百万円をすでに上回ったが、会社は想定どおりとして通期予想を据え置いた。
売上高
988百万円
+1.4%営業利益
342百万円
+3.6%経常利益
356百万円
+8.1%親会社株主に帰属する中間純利益
239百万円
+21.4%営業利益率
34.7%
+0.8pt学生向けサービス 売上高
836百万円
+3.1%自己資本比率
69.5%
前期末68.8%ハイライト
- 売上高は988百万円(前年同期比+1.4%)、営業利益は342百万円(+3.6%)、経常利益は356百万円(+8.1%)、親会社株主に帰属する中間純利益は239百万円(+21.4%)。営業利益率は34.7%(+0.8pt)
- キャリアサービス分野は売上高902百万円(+2.2%)。学生向けサービスは836百万円(+3.1%)で、2026年卒の人材紹介手数料は減ったが、2028年卒向けイベントによる母集団形成や採用コンサルティングの需要が増えた
- 社会人向けサービスは65百万円(-8.2%)。社会人3年目までのキャリア支援「G3」は前年並みだったが、「Goodfind Career」を終了した。メディア・SaaS分野は86百万円(-5.8%)で、「TeamUp」の不採算の育成コンサルティングを停止した
- 販管費は629百万円(-0.1%)。第2四半期単独では、売上高332百万円(-2.5%)に対し営業利益33百万円(+35.6%)と、減収のなかで増益を確保した(決算説明資料)
- 主力の「Goodfind」は新卒学生の紹介手数料を入社日(4月)基準で計上するため、第1四半期に売上・利益が集中する。中間期の営業利益は通期予想302百万円を上回っているが、会社は季節性を織り込んだ計画に対し想定どおりの進捗としている
- 直近12か月(LTM)の営業利益率は18.2%(前年同期18.7%)。会社は、前期下期の人的資本投資の増加が影響したとし、通期計画の18.7%達成を目指すとしている
- 財政状態は、総資産2,630百万円、純資産1,864百万円、自己資本比率69.5%(前期末68.8%)
- 通期予想は4月7日公表の数値から変更なし。売上高1,620百万円(+1.9%)、営業利益302百万円(+8.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益194百万円(+2.6%)。配当は無配を予定
財政状態
総資産
2,630百万円
純資産
1,864百万円
自己資本比率
69.5%
1株当たり中間純利益
95.94円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年2月期 通期予想(変更なし) | 1,620百万円(進捗61.0%)+1.9% | 302百万円+8.1% | 297百万円+6.5% | 194百万円+2.6% |
注目ポイント
数字だけを見ると、中間期で通期の営業利益予想を上回っている。ただしこれは、主力の「Goodfind」が紹介手数料を学生の入社日(4月)に計上するためで、第1四半期に利益が集中し、下期は費用が先行する構造による。会社も季節性を織り込んだ想定どおりの進捗としており、上方修正の余地を示すものではない点に注意したい。
中身を見ると、不採算サービスの整理で売上は伸び悩んだが、販管費を抑えて利益率を高めた。第2四半期単独でも減収のなかで増益を確保しており、会社が掲げる「営業利益を重視する経営」への転換が数字に表れ始めている。
今後は、2028年卒向けの採用支援が下期の売上にどうつながるかと、人員を増やす社会人向けサービスが再び伸びるかが注目点になる。