2334東証グロースAI UI事業(求人検索・広告など)、AIデータセンター事業(GPUサーバー販売)、オンチェーン金融事業(暗号資産関連)
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
求人広告などのネットメディアからGPUサーバー販売やビットコイン(BTC)保有へ事業を広げたイオレ(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、AIデータセンター(AI DC)事業の売上高が52億25百万円となり、全体の売上高は61億74百万円、営業利益は1億49百万円となった。BTCの価格変動で暗号資産評価損1億32百万円を計上し、経常利益は32百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は17百万円。前期第3四半期から連結決算に移行したため前年同期との比較はない。通期予想(売上高255億円、営業利益11億円強)は据え置いた。
売上高
6,174百万円
営業利益
149百万円
経常利益
32百万円
親会社株主に帰属する四半期純利益
17百万円
暗号資産評価損(営業外費用)
132百万円
自己資本比率
35.7%
前期末31.7%ハイライト
- 売上高は6,174百万円、売上総利益は1,833百万円、営業利益は149百万円。暗号資産評価損132百万円を営業外費用に計上し、経常利益は32百万円。事業譲渡益10百万円を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は17百万円(1株当たり0.41円)。前期第3四半期から四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同期との比較は開示されていない
- AI DC事業(GPUサーバー販売)は売上高5,225百万円、セグメント利益253百万円。会社は季節性要因で前年第4四半期より売上高は微減したが、広告投下による直販比率の向上で収益性が改善したとしている
- AI UI事業は売上高868百万円(前年同期比△0.8%)、セグメント利益7百万円。内訳は広告事業161百万円(『らくらく連絡網+』の譲渡で△4.4%)、HR事業683百万円、コンシューマメディア事業22百万円(約4倍)。オンチェーン金融事業(暗号資産関連事業から名称変更)の売上高は80百万円
- BTC取得を目的とした第14回新株予約権の行使が2026年6月3日に完了し、累計約4,183百万円を調達した。保有するBTCは169.5BTC、平均取得単価14,692,642円としている
- 財政状態は、総資産12,428百万円(前期末比+1,427百万円)、純資産4,449百万円、自己資本比率35.7%(前期末31.7%)。現金及び預金2,857百万円、前渡金3,407百万円、貸付暗号資産3,765百万円などがある一方、負債には前受金3,234百万円がある
- 通期予想(2026年5月15日公表)は修正なし。売上高25,552百万円(前期比+80.45%)、営業利益1,142百万円、経常利益1,494百万円、純利益1,270百万円。第1四半期の進捗は売上高24.2%、営業利益13.0%、経常利益2.1%、純利益1.3%(当社試算)
- 【要確認】通期営業利益予想の前期比増減率が、本短信では+441.2%、前期の決算短信(2026年5月15日)では+471.0%と記載されている。予想値(1,142百万円)は同じで、予想の修正はないとしている
- 配当は無配を予想
財政状態
総資産
12,428百万円
純資産
4,449百万円
自己資本比率
35.7%
現金及び預金
2,857百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 25,552百万円(進捗24.2%)+80.45% | 1,142百万円(進捗13.0%) | 1,494百万円(進捗2.1%) | 1,270百万円(進捗1.3%) |
注目ポイント
GPUサーバーの販売とビットコインの保有に事業の軸を移した同社は、4〜6月期の売上高が60億円を超え、その8割以上をGPUサーバー販売が占めた。直販の比率を高めたことで、この事業の利益率も改善したと会社は説明する。
一方、保有するビットコインの値下がりで1億3千万円余りの評価損が出て、本業の利益の大半が相殺された。新株予約権による資金調達は累計で約42億円に達している。
通期で経常利益15億円弱を見込む計画に対し、第1四半期の進捗はわずか2%(当社試算)。GPUの大口販売とビットコイン価格という振れ幅の大きい2つの要素が、残り9か月の業績を大きく左右する。