決算ノート
3963東証プライムメディアプラットフォーム事業(飲食店向け「飲食店ドットコム」、求人・物件・備品サービス)、M&A仲介事業(飲食店の事業譲渡・居抜き譲渡)、プロパティマネジメント事業(商業用不動産のサブリースなど)

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

飲食店向けポータル「飲食店ドットコム」を運営するシンクロ・フード(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、前期に子会社化したイデアルのプロパティマネジメント事業が加わり、売上高が前年同期比101.5%増の19億2百万円と倍増した。一方、主力の求人広告サービスの減収で、営業利益は同43.7%減の1億3百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同87.4%減の15百万円。通期予想は据え置いた。

売上高

1,902百万円

+101.5%

営業利益

103百万円

△43.7%

経常利益

90百万円

△50.2%

親会社株主に帰属する四半期純利益

15百万円

△87.4%

プロパティマネジメント事業 売上高

1,011百万円

自己資本比率

39.1%

前期末41.3%

ハイライト

  • 売上高は1,902百万円(前年同期比+101.5%)、営業利益は103百万円(△43.7%)、経常利益は90百万円(△50.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15百万円(△87.4%)
  • メディアプラットフォーム事業は、「飲食店ドットコム」の登録ユーザー数が348,017件(+7.9%)に増えたが、求人広告サービスは市況の影響と成功報酬型・従量型への需要の構造変化で減収減益が続き、売上高836百万円(△6.5%)、セグメント利益55百万円(△69.5%)
  • プロパティマネジメント事業(前期に子会社化したイデアル)は、ビルオーナーとのマスターリース契約の積み上げでサブリース売上が伸び、売上高1,011百万円、セグメント利益42百万円
  • M&A仲介事業は小規模な店舗単位の成約が伸び悩んだが、売上高54百万円(+10.9%)、セグメント利益2百万円(前年同期は1百万円の損失)。大規模な案件も進行しているとしている
  • 財政状態は、総資産11,120百万円(前期末比△382百万円)、純資産4,358百万円、自己資本比率39.1%。現金及び預金が247百万円減り、のれんは償却で134百万円減った
  • 通期予想は変更なし。売上高7,500百万円(+35.3%)、営業利益332百万円(△50.3%)、純利益141百万円(△47.6%)。第1四半期の進捗率は売上高25.4%、営業利益31.2%(当社試算)。配当は年15円の予想

財政状態

総資産

11,120百万円

純資産

4,358百万円

自己資本比率

39.1%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 通期予想(変更なし)7,500百万円(進捗25.4%)+35.3%332百万円(進捗31.2%)△50.3%294百万円△52.0%141百万円△47.6%

注目ポイント

売上はイデアルの不動産サブリース事業が加わって倍増したが、利益面では主力の求人広告の落ち込みが続いた。メディアプラットフォーム事業の利益は前年同期の3割程度に減っている。飲食店ドットコムの登録ユーザーは増え続けており、利用者の基盤は保たれているものの、それを収益に変える求人広告の商品構成が需要の変化に追いついていない。

イデアルのサブリース事業は売上の過半を占めるまでになったが、利益率は低く、減益を補うまでには至らない。のれん償却の負担もあり、最終利益は大きく減った。

会社は2027年3月期を事業ポートフォリオの立て直しの年と位置づけ、通期で営業利益の半減を見込む。第1四半期の進捗は3割強と計画を上回るペースだ(当社試算)。成功報酬型などの新しい求人商品で減収に歯止めをかけられるかが焦点になる。

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出典:株式会社シンクロ・フード「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)/同 決算説明資料」(2026年8月14日開示)

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