3983東証プライムクラウドソリューション事業(クラウドERP「ZAC」「Reforma PSA」)、マーケティングソリューション事業(ウェブ広告運用・デジタルコンテンツ制作)
増収増益
2026年12月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
クラウドERP「ZAC」を主力とするオロ(連結、IFRS)の2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、ZACが安定的に伸び、マーケティングソリューション事業も計画を上回り、売上収益が前年同期比18.7%増の23億50百万円、営業利益が同22.3%増の8億12百万円となった。前年同期に計上した金融費用がなくなり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同41.4%増の5億78百万円。通期予想は据え置き、上限10億円の自社株買いを進めている。
売上収益
2,350百万円
+18.7%営業利益
812百万円
+22.3%税引前利益
843百万円
+42.6%親会社の所有者に帰属する四半期利益
578百万円
+41.4%クラウドソリューション事業 売上収益
1,502百万円
+12.2%親会社所有者帰属持分比率
74.5%
前期末75.3%ハイライト
- 売上収益は2,350百万円(前年同期比+18.7%)、営業利益は812百万円(+22.3%)。金融費用が4百万円(前年同期80百万円)に減り、税引前利益は843百万円(+42.6%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は578百万円(+41.4%)、基本的1株当たり37.16円
- クラウドソリューション事業は、プロジェクト管理が必要な企業を中心にクラウドERP「ZAC」「Reforma PSA」が伸び、売上収益1,502百万円(+12.2%)、セグメント利益654百万円(+4.8%)で、概ね計画どおり。決算説明資料によると、MRR(月次経常収益)は前年同期比+8.0%
- マーケティングソリューション事業は、ウェブ広告の戦略策定・運用やコンテンツ制作などで売上収益847百万円(+32.3%)、セグメント利益157百万円(+301.7%)と計画を上回った
- 株主還元:上限10億円または65万株の自己株式の取得(2026年3月18日〜9月30日、市場買付)を進めており、2025年に取得した自己株式348,600株を2026年4月30日付で消却した。配当は累進配当の方針で、中間25円・期末25円の年50円(前期50円)を予想。ROE20%以上の維持をめざす
- 財政状態は、資産合計13,590百万円、資本合計10,115百万円、親会社所有者帰属持分比率74.5%。配当金779百万円の支払いや自社株買いの預託金で、現金及び現金同等物は8,982百万円(前期末10,058百万円)に減った
- 通期予想は2026年2月13日公表から変更なし。売上収益9,572百万円(+15.2%)、営業利益2,930百万円(+10.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,147百万円(+13.2%)。第1四半期の進捗率は売上収益24.6%、営業利益27.7%(当社試算)
財政状態
資産合計
13,590百万円
資本合計
10,115百万円
親会社所有者帰属持分比率
74.5%
現金及び現金同等物
8,982百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 営業利益 | 税引前利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(変更なし) | 9,572百万円(進捗24.6%)+15.2% | 2,930百万円(進捗27.7%)+10.6% | 2,964百万円+11.6% | 2,147百万円+13.2% |
注目ポイント
主力のクラウドERP「ZAC」は、プロジェクト単位で収支を管理したい企業の需要を取り込み、安定的に伸びた。月額課金の経常収益も8%増えており、収益基盤は堅い。今期はマーケティング支援事業の伸びが大きく、利益は前年同期の4倍になった。
最終利益の4割増は、前年同期に計上した金融費用がなくなったことも寄与しており、本業の伸びは営業利益の2割増で見るのが妥当だ。
同社はROE20%以上を目標に掲げ、累進配当と自社株買いを組み合わせて株主還元を続けている。手元資金は約90億円と潤沢だ。ZACの成長率を保ちながら、AI関連の新製品を収益化できるかが中長期の注目点になる。