決算ノート
3983東証プライムクラウドソリューション事業(クラウドERP「ZAC」「Reforma PSA」)、マーケティングソリューション事業(ウェブ広告運用・デジタルコンテンツ制作)
増収増益

2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー

サマリー

クラウドERP「ZAC」を主力とするオロ(連結、IFRS)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、売上収益が前年同期比17.0%増の45億52百万円、営業利益が同17.3%増の14億10百万円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同33.0%増の10億3百万円となった。上期計画に対しては売上収益が2.2%下回った一方、営業利益は1.9%上回った。中間配当は25円を実施し、通期予想は据え置いた。

売上収益

4,552百万円

+17.0%

営業利益

1,410百万円

+17.3%

税引前利益

1,461百万円

+33.8%

親会社の所有者に帰属する中間利益

1,003百万円

+33.0%

クラウドソリューション事業 売上収益

3,043百万円

+12.7%

親会社所有者帰属持分比率

73.7%

前期末75.3%

ハイライト

  • 売上収益は4,552百万円(前年同期比+17.0%)、営業利益は1,410百万円(+17.3%)、税引前利益は1,461百万円(+33.8%)、親会社の所有者に帰属する中間利益は1,003百万円(+33.0%)、基本的1株当たり64.75円。決算説明資料によると、上期計画に対し売上収益は2.2%下回り、営業利益は1.9%上回った
  • クラウドソリューション事業は、大型案件の受注増でストック収益が伸び、売上収益3,043百万円(+12.7%)、営業利益1,240百万円(+3.1%)。広告宣伝費などの費用が増え、中小型案件の獲得遅れで売上収益・営業利益とも上期計画をやや下回った(売上収益△3.1%、営業利益△2.2%)。MRRは前年同期比+8.0%
  • マーケティングソリューション事業は、主要顧客からの案件獲得が回復して売上収益1,509百万円(+26.7%)、営業利益169百万円。海外での外注費の抑制などで、営業利益は上期計画を46.4%上回った
  • 株主還元:中間配当25円を実施し、期末25円と合わせ年50円(前期50円)の予定。累進配当の方針。上限10億円の自社株買いを進めており、中間期に624百万円の自己株式を取得した
  • 財政状態は、資産合計13,557百万円、資本合計9,990百万円、親会社所有者帰属持分比率73.7%。本社増床で有形固定資産が増えた。現金及び現金同等物は9,436百万円(前期末10,058百万円)
  • 通期予想は変更なし。売上収益9,572百万円(+15.2%)、営業利益2,930百万円(+10.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,147百万円(+13.2%)。中間期の進捗率は売上収益47.6%、営業利益48.1%(当社試算)

財政状態

資産合計

13,557百万円

資本合計

9,990百万円

親会社所有者帰属持分比率

73.7%

現金及び現金同等物

9,436百万円

次期業績予想

決算期売上収益営業利益税引前利益親会社の所有者に帰属する当期利益
2026年12月期 通期予想(変更なし)9,572百万円(進捗47.6%)+15.2%2,930百万円(進捗48.1%)+10.6%2,964百万円+11.6%2,147百万円+13.2%

注目ポイント

売上・営業利益とも2割近く伸び、中間期として堅調な決算だった。ただ中身を見ると、けん引役はマーケティング支援事業で、主力のクラウドERP「ZAC」を含むクラウドソリューション事業は、営業利益が3%増にとどまり、上期計画もわずかに下回った。広告宣伝費の増加と中小型案件の獲得遅れが響いた。

マーケティング支援事業は主要顧客からの受注が戻って大きく伸びたが、案件ベースの事業であり、この勢いが続くかは見極めが必要だ。安定成長の源泉はあくまでZACの月額課金で、MRRは8%増と堅調を保っている。

通期予想に対する進捗はほぼ半分で、計画どおりのペースだ(当社試算)。自社株買いと累進配当による還元も続けている。下期にクラウド事業の中小型案件の遅れを取り戻せるかが焦点になる。

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出典:株式会社オロ「2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)/同 決算説明資料」(2026年8月14日開示)

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