2026年9月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
鍵や水回りなど生活トラブルの解決サービスを手がけるシェアリングテクノロジー(連結、IFRS)の2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)は、主力ジャンルの伸びと自社施工の拡大で売上収益が前年同期比15.1%増の43億28百万円、営業利益が同9.6%増の9億73百万円となった。親会社の所有者に帰属する中間利益は同12.9%増の6億69百万円。2026年4月に『フランチャイズの窓口』事業を譲渡し、リフォーム会社のライフラインをグループ化した。事業譲渡益を見込んで3月に引き上げた通期予想(営業利益36億50百万円)は据え置いた。
売上収益
4,328百万円
+15.1%営業利益
973百万円
+9.6%税引前利益
972百万円
+9.6%親会社の所有者に帰属する中間利益
669百万円
+12.9%自社施工事業 売上収益
1,268百万円
+65.7%親会社所有者帰属持分比率
69.64%
前期末69.33%ハイライト
- 売上収益は4,328百万円(前年同期比+15.1%)、営業利益は973百万円(+9.6%)、親会社の所有者に帰属する中間利益は669百万円(+12.9%)、基本的1株当たり27.97円。決算説明資料によると、第2四半期(1〜3月)単独の売上収益2,051百万円は四半期として過去最高
- セグメント別の売上収益は、プラットフォーム事業3,059百万円(+2.1%)、自社施工事業1,268百万円(+65.7%)。会社は自社施工への先行投資を続けながら、広告宣伝費を売上総利益に対して一定の比率に保ったとしている
- 2026年4月に経営資源の最適化のため『フランチャイズの窓口』事業を譲渡し、同月、リフォーム・リノベーションを主軸とする株式会社ライフラインをグループ化した。生活トラブル解決とリフォームのクロスセルを狙う
- 【修正(3月19日公表済み)】通期予想は、事業譲渡益の発生を主因に営業利益を2,350百万円から3,650百万円(前期比+76.0%)、当期利益を1,600百万円から2,500百万円(+76.9%)に引き上げたもので、今回は変更なし。売上収益9,800百万円(+14.2%)は期初予想のまま。事業譲渡益は当期限りの要因
- 財政状態は、資産合計7,051百万円、資本合計4,947百万円、親会社所有者帰属持分比率69.64%。配当金957百万円を支払い、現金及び現金同等物は4,985百万円(前期末比△445百万円)
- 配当は中間27.50円を実施し、期末27.50円と合わせ年55円(前期40円)の予想。中間期の通期予想に対する進捗率は売上収益44.2%、営業利益26.7%(当社試算)
財政状態
資産合計
7,051百万円
資本合計
4,947百万円
親会社所有者帰属持分比率
69.64%
現金及び現金同等物
4,985百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 営業利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|
| 2026年9月期 通期予想(3月19日上方修正、変更なし) | 9,800百万円(進捗44.2%)+14.2% | 3,650百万円(進捗26.7%)+76.0% | 2,500百万円+76.9% |
注目ポイント
鍵や水回り、害獣害虫といった生活トラブルの解決サービスは、四半期ごとに過去最高の売上を更新している。とりわけ自ら施工まで担う自社施工事業が6割以上伸び、成長をけん引した。一方、マッチングを担うプラットフォーム事業の伸びは2%にとどまっている。
4月にはフランチャイズ加盟支援の事業を手放し、リフォーム会社を傘下に入れた。生活トラブルの解決からリフォームへと顧客をつなぐ狙いで、事業の軸足を『暮らしのお困りごと』に一段と絞り込んだ形だ。
通期予想の大幅な増益は事業譲渡益によるもので、当期限りの利益である。本業の実力は中間期の1割前後の営業増益で見るのが妥当だ。自社施工の拡大に伴う原価の増加を、成長で吸収し続けられるかが注目点になる。