決算ノート
398A東証旅館・ホテル再生(再生コンサルティング、旅館運営、再生ファンド運営)

2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー

サマリー

旅館・ホテルの再生を手がけるリアルクオリティの2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、売上高5億23百万円、営業利益32百万円、中間純利益1億71百万円だった。2026年1月1日付で子会社2社を吸収合併して非連結決算に移行したため、前年同期との比較はない。中間純利益には合併に伴う抱合せ株式消滅差益1億54百万円(特別利益)が含まれる。通期予想は据え置き、売上高・営業利益の進捗は5割前後(当社試算)。

売上高

523百万円

営業利益

32百万円

経常利益

30百万円

中間純利益

171百万円

抱合せ株式消滅差益(特別利益)

154百万円

売上高営業利益率

6.1%(当社試算)

自己資本比率

45.7%

ハイライト

  • 2026年1月1日付で株式会社RQリープリゾートと株式会社RQ石和リゾートを吸収合併し、連結子会社がなくなったため、第21期から非連結決算に移行した。前期(2025年12月期)は連結決算で個別の中間財務諸表を作っていないため、前年同期比・前期末比は開示されていない
  • 売上高は523百万円、営業費用は491百万円で、営業利益は32百万円(営業利益率6.1%、当社試算)。支払利息3百万円などを差し引き、経常利益は30百万円。会社は、宿泊施設の再生コンサルティング、旅館運営事業が堅調に拡大し、自社運営の旅館再生ファンドの管理報酬も順調に推移したと説明している(旅館ホテル再生事業の単一セグメント)
  • 特別利益として、合併に伴う抱合せ株式消滅差益154百万円を計上し、特別損失は合併関連費用3百万円など。税引前中間純利益は181百万円、中間純利益は171百万円。抱合せ株式消滅差益を除いた税引前利益は約27百万円にとどまる(当社試算)。1株当たり中間純利益は171.22円、潜在株式調整後は167.50円
  • 財政状態は、総資産840百万円、純資産383百万円、自己資本比率45.7%。資産の中心は建物284百万円と土地219百万円。借入金は長期借入金258百万円と1年内返済予定51百万円の計309百万円(当社試算)で、現金及び預金は209百万円
  • キャッシュ・フローは、営業CFが51百万円の収入(売上債権の減少36百万円など)、投資CFが△13百万円(有形固定資産の取得5百万円、関係会社出資金の払込8百万円)、財務CFが△48百万円(長期借入金の返済32百万円、配当金15百万円)。合併で引き継いだ現金101百万円が加わり、現金及び現金同等物の中間期末残高は209百万円(前期末比+90百万円)
  • 通期予想(2026年5月18日公表)は修正なし。売上高1,050百万円、営業利益71百万円、経常利益69百万円、当期純利益200百万円、1株当たり200.57円。中間期の進捗は、売上高49.8%、営業利益45.1%、経常利益43.5%、当期純利益85.5%(当社試算)。前期は連結決算のため、予想にも前期比は記載されていない
  • 【要確認】通期の純利益予想(200百万円)に抱合せ株式消滅差益が織り込まれているかは短信に明記がない。経常利益予想69百万円を大きく上回る水準であることから、特別利益を前提にしているとみられる(当社試算による推定)
  • 配当は期末15円(前期15円)の予想で修正なし。中間決算補足説明資料・説明会はいずれも「無」。中間財務諸表は監査法人のレビュー対象外

財政状態

総資産

840百万円

純資産

383百万円

自己資本比率

45.7%

現金及び預金

209百万円

長期借入金(1年内返済予定を含む)

309百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2026年12月期 通期予想(修正なし)1,050百万円(進捗49.8%)71百万円(進捗45.1%)69百万円(進捗43.5%)200百万円(進捗85.5%)

注目ポイント

子会社2社を吸収合併して単体決算に移ったため、今回は前年同期と比べられない。中間期は売上高約5.2億円、営業利益約32百万円で、通期予想に対して売上・営業利益ともほぼ半分の進捗である。再生コンサルティング、旅館運営、再生ファンドの管理報酬の3本柱が堅調だったとしているが、単一セグメントのため、どの収益が伸びたかの内訳は短信からは分からない。

中間純利益171百万円のうち、154百万円は合併に伴う抱合せ株式消滅差益で、現金の入らない会計上の一時的な利益である。この特別利益を除くと、税引前利益は約27百万円にとどまる。通期の純利益予想200百万円も、この特別利益を含んだ水準とみられ、1株当たり利益の見た目ほど本業の稼ぐ力は大きくない点に注意が必要だ。

財務面では、旅館の建物・土地を中心とした総資産約8.4億円に対して、借入金が約3.1億円ある。自己資本比率は45.7%で、合併で引き継いだ現金により手元資金は約2.1億円に増えた。下期に営業利益約39百万円(当社試算)を積み上げられるかと、再生案件・ファンド報酬の広がりを本決算で確認したい。

出典:株式会社リアルクオリティ「2026年12月期 中間決算短信〔日本基準〕(非連結)」(2026年8月28日開示)

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