4390東証プライム国際通信(フィリピンの通信回線・海底ケーブル)、国内通信、メディカル&ヘルスケア
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
フィリピンで通信回線事業を展開するアイ・ピー・エスの2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、フィリピン国内の基幹網と国際回線を組み合わせたサービスが地方へ広がり、売上高が前年同期比14.9%増の39億円、営業利益が14.3%増の11億98百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は27.5%増の8億31百万円。10月5日には、国際海底ケーブル建設への投資資金を確保するため、新株発行(一般募集1,263,500株)と株式売出しを決議した。
売上高
3,930百万円
+14.9%営業利益
1,198百万円
+14.3%経常利益
1,152百万円
+18.4%親会社株主に帰属する四半期純利益
831百万円
+27.5%自己資本比率
38.6%
前期末37.0%ハイライト
- 売上高は3,930百万円(前年同期比+14.9%)、営業利益は1,198百万円(+14.3%)、経常利益は1,152百万円(+18.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は831百万円(+27.5%)
- 国際通信事業は売上高2,958百万円(+22.4%)、セグメント利益1,116百万円(+18.2%)。フィリピン国内基幹網と国際回線(C2C)を組み合わせた回線の提供がマニラ首都圏から地方へ広がった
- 国内通信事業は、通信事業者間の接続料を保守的に見直した影響などで、売上高552百万円(△12.2%)、セグメント利益50百万円(△62.5%)
- メディカル&ヘルスケア事業は、人間ドック・健診センターの来院数が増え、売上高419百万円(+11.7%)、セグメント利益31百万円(前年同期は29百万円の損失)と黒字化した
- 10月5日、新株式発行と株式売出しを取締役会で決議した。一般募集による新株発行が1,263,500株、オーバーアロットメントによる売出しが189,500株
- 資金使途は国際海底ケーブル建設プロジェクトへの投資で、プロジェクトの投資規模は230億円程度を予定している
- 増資に関連して第1四半期の期中レビューが完了した。8月7日に発表した財務諸表に変更はない
- 通期予想は据え置きで、売上高20,080百万円(前期比+18.1%)、営業利益6,100百万円(+13.6%)。配当は年40円(中間20円・期末20円)の予想。自己資本比率は38.6%
財政状態
総資産
52,336百万円
純資産
27,139百万円
自己資本比率
38.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(据え置き) | 20,080百万円+18.1% | 6,100百万円+13.6% | 6,177百万円+6.7% | 4,200百万円+0.1% |
注目ポイント
フィリピンで通信事業者や企業向けに回線を提供する事業が伸び、第1四半期は増収増益となった。首都圏だけでなく地方の通信事業者への提供が広がっている。一方、国内の通信事業は減収減益だった。
10月には、国際海底ケーブルの建設に向けて公募増資を決めた。投資規模は230億円程度と、総資産(523億円)と比べても大きな計画になる。
会社は、一時的な希薄化を上回る1株当たり価値の向上を目指すとしている。大型投資が計画どおりに進み、回線需要を取り込めるかが焦点になる。