4495東証グロースモバイル端末管理(MDM)ソフトウェア「CLOMO」のクラウド提供、CVC投資
増収増益
2026年6月期 通期 決算サマリー
サマリー
業務用端末をまとめて管理するソフト「CLOMO」を提供するアイキューブドシステムズ(連結)の2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)は、既存顧客のライセンス増加と、NTTドコモにOEM提供する「あんしんマネージャーNEXT」への移行需要の取り込みで、売上高が前期比18.4%増の44億40百万円、営業利益が同29.3%増の11億70百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30.7%増の7億30百万円となった。営業利益・純利益は期初予想を上回った。導入法人数は10,718社(9月24日に訂正)。今期は売上高50億円、営業利益12億91百万円を見込み、年間配当は40円(前期38円)を予想する。
売上高
4,440百万円
+18.4%営業利益
1,170百万円
+29.3%経常利益
1,155百万円
+31.7%親会社株主に帰属する当期純利益
730百万円
+30.7%CLOMO導入法人数
10,718社
前期末比+24.3%自己資本比率
58.6%
前期末57.7%ハイライト
- 売上高は4,440百万円(前期比+18.4%)、売上総利益率は77.3%(前期71.9%、当社試算)、営業利益は1,170百万円(+29.3%)で営業利益率26.4%。経常利益は1,155百万円(+31.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は730百万円(+30.7%)、1株当たり149.36円、ROE26.1%
- 期初予想(売上高4,508百万円、営業利益1,113百万円、純利益703百万円)に対し、売上高は98.5%とわずかに届かなかったが、営業利益は105.1%、純利益は103.8%と上回った(当社試算)
- CLOMO事業は売上高4,440百万円(+22.4%)、セグメント利益1,260百万円(+35.5%)。導入法人数は10,718社(前期末比+2,098社、+24.3%)。2026年6月に医療分野と官公庁など公共分野でシェア1位を獲得したとしている。トレンドマイクロのモバイルセキュリティ製品の提供を始め、子会社ワンビとの販路共有も進めた。投資事業(CVC)は営業損失89百万円
- 2026年9月24日に、決算短信と決算説明資料の導入法人数の記載を訂正した(訂正前10,741社・前期末比+2,121社、24.6%増 → 訂正後10,718社・+2,098社、24.3%増)。本記事は訂正後の数値で記載
- 財政状態は、総資産5,186百万円(前期末比+748百万円)、純資産3,386百万円、自己資本比率58.6%。営業CFは1,331百万円の収入、現金及び現金同等物は2,879百万円
- 2027年6月期の予想は売上高5,001百万円(+12.6%)、営業利益1,291百万円(+10.3%)、経常利益1,279百万円(+10.7%)、純利益794百万円(+8.8%)。会社はMDM市場が2029年に262億円まで成長するとの予測を示し、エンドポイント管理市場への拡大も進めるとしている
- 年間配当は38円(中間18円、期末18円に上場5周年記念配当2円)。今期は中間20円・期末20円の40円を予想
財政状態
総資産
5,186百万円
純資産
3,386百万円
自己資本比率
58.6%
現金及び現金同等物
2,879百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年6月期 通期予想 | 5,001百万円+12.6% | 1,291百万円+10.3% | 1,279百万円+10.7% | 794百万円+8.8% |
注目ポイント
業務用のスマートフォンやタブレットを管理するソフト「CLOMO」の同社は、売上高が2割近く、営業利益が3割近く伸びた。NTTドコモが自社サービスを終了したことに伴い、同社がドコモに提供する後継サービスへの乗り換え需要を取り込み、導入企業は1万社を超えた。
営業利益と純利益は期初の予想を上回って着地した。医療機関や官公庁向けでもシェア首位を獲得したとしている。
今期は1割強の増収増益を見込む。ドコモ経由の乗り換え需要が一巡した後も、PCを含めた端末管理への事業拡大やオプションサービスで、1社あたりの単価を引き上げられるかが成長の鍵となる。