4495東証グロースモバイル端末管理(MDM)ソフトウェア「CLOMO」のクラウド提供、CVC投資
2026年6月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
スマートフォンなどの業務用端末をまとめて管理するソフト「CLOMO」を提供するアイキューブドシステムズ(連結)の2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)は、NTTドコモのMDMサービス終了に伴う、同社にOEM提供する「あんしんマネージャーNEXT」への移行需要で新規顧客が増え、売上高が前年同期比20.0%増の32億62百万円、営業利益が同45.1%増の10億18百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同48.7%増の6億57百万円。導入法人数は10,100社。営業利益は通期予想(11億13百万円)の91.5%に達したが、予想は据え置いた。
売上高
3,262百万円
+20.0%営業利益
1,018百万円
+45.1%経常利益
1,012百万円
+46.9%親会社株主に帰属する四半期純利益
657百万円
+48.7%CLOMO導入法人数
10,100社
前期末比+17.2%自己資本比率
64.0%
前期末57.7%ハイライト
- 売上高は3,262百万円(前年同期比+20.0%)、売上総利益率は77.9%(前年同期71.3%、当社試算)、営業利益は1,018百万円(+45.1%)、経常利益は1,012百万円(+46.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は657百万円(+48.7%)、1株当たり134.42円
- 会社は、NTTドコモのMDMサービス「あんしんマネージャー」が2026年3月に終了したことに伴い、同社にOEM提供する「あんしんマネージャーNEXT」への移行需要で新規顧客の獲得が進んだとしている。受注から課金開始までタイムラグがあり、期末にかけて獲得した案件の一部は翌四半期以降の売上になる見込み
- CLOMO事業は売上高3,262百万円(+25.6%)、セグメント利益1,058百万円(+46.5%)。サービス別はCLOMO MDM2,544百万円、CLOMO SECURED APPs118百万円、その他599百万円。導入法人数は10,100社(前期末比+1,480社、+17.2%)で、MDM市場(自社ブランド)で15年連続シェア1位としている
- 売上原価は、ソフトウェアのリリース時期の影響で減価償却費が減り、投資事業で営業投資有価証券の売却がなかったことで減った。販管費は人件費、のれん償却費、採用費、広告宣伝費の増加で増えた。投資事業(CVC)は売上高なし(前年同期120百万円)、営業損失39百万円
- 財政状態は、総資産4,679百万円(前期末比+241百万円)、純資産3,328百万円、自己資本比率64.0%(前期末57.7%)
- 通期予想(2025年8月13日公表、修正なし)は売上高4,508百万円(前期比+20.2%)、営業利益1,113百万円(+23.0%)、経常利益1,089百万円(+24.1%)、純利益703百万円(+25.9%)。第3四半期までの進捗は売上高72.4%、営業利益91.5%、経常利益92.9%、純利益93.5%で、予想どおりなら第4四半期の営業利益は約95百万円にとどまる計算(当社試算)
- 配当は2025年12月に予想を修正し、中間18円・期末18円の年36円(期初予想34円、前期34円)とした
財政状態
総資産
4,679百万円
純資産
3,328百万円
自己資本比率
64.0%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月期 通期予想(修正なし) | 4,508百万円(進捗72.4%)+20.2% | 1,113百万円(進捗91.5%)+23.0% | 1,089百万円(進捗92.9%)+24.1% | 703百万円(進捗93.5%)+25.9% |
注目ポイント
業務用のスマートフォンやタブレットをまとめて管理するソフト「CLOMO」の同社は、第3四半期までの営業利益が4割以上伸びた。NTTドコモが自社の管理サービスを3月に終了し、同社がドコモに提供する後継サービスへの乗り換えが進んで新規顧客が増えた。
営業利益は通期予想の9割を超えており、予想どおりなら4〜6月期の営業利益は1億円に届かない計算だ(当社試算)。会社は期末にかけて獲得した案件の一部が次の四半期以降の売上になるとしている。
月額課金のため、ドコモ経由で増えた顧客は継続的な収入の積み上げにつながる。通期予想を上回って着地するかが注目点となる。