決算ノート
6069東証マーケティング(SNSマーケティング・美容クリニック向け支援・イベント)、ECコンサルティング、インベストメント

2026年3月期 通期 決算サマリー

サマリー

SNSを軸としたマーケティング支援を手がけるトレンダーズ(連結)の2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)は、イベント会社zenplusとEC支援のしるしの子会社化で売上高が前期比33.7%増の82億78百万円となったが、主力のインフルエンサーマーケティングなどが競争激化で予想を下回り、買収に伴う費用も増えて、営業利益は同26.5%減の7億27百万円となった。事業撤退損や減損損失も計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は同63.9%減の2億16百万円。今期は売上高95億円、営業利益9億円への回復を見込む。配当は年35円に増やした。

売上高

8,278百万円

+33.7%

営業利益

727百万円

△26.5%

経常利益

724百万円

△26.9%

親会社株主に帰属する当期純利益

216百万円

△63.9%

営業利益率

8.8%

前期16.0%

自己資本比率

34.3%

前期末51.3%

ハイライト

  • 売上高は8,278百万円(前期比+33.7%)、売上総利益率は49.1%(前期52.8%、当社試算)。販管費が3,340百万円(+46.6%、当社試算)に増え、営業利益は727百万円(△26.5%)、営業利益率8.8%(前期16.0%)。特別損失に事業撤退損64百万円、減損損失79百万円などを計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は216百万円(△63.9%)、1株当たり27.76円
  • マーケティング事業は売上高7,690百万円(+28.3%)、セグメント利益559百万円(△41.9%)。子会社化したzenplusの連結で増収となったが、既存のインフルエンサーマーケティングや美容メディア「Mimi Beauty」が競合激化やプラットフォーム要因で予想を下回り、新規連結に伴う販管費も増えた
  • 2025年12月にECモールに特化したコンサル・運用代行のしるし株式会社を子会社化し、第3四半期から新設したECコンサルティング事業は売上高456百万円、セグメント利益142百万円。インベストメント事業は売上高131百万円(△33.3%)、利益128百万円
  • 買収に伴いのれんが3,617百万円(前期末681百万円)に増え、長期借入金3,162百万円などで負債が4,079百万円増加。総資産は12,512百万円、純資産4,286百万円、自己資本比率34.3%(前期末51.3%)。営業CFは2,298百万円の収入、現金及び現金同等物は4,777百万円
  • 2027年3月期の予想は売上高9,500百万円(+14.8%)、営業利益900百万円(+23.8%)、経常利益810百万円(+11.8%)、純利益450百万円(+107.6%)。マーケティング事業の成長とECコンサルティング事業の通期寄与を見込む
  • 配当は年35円(前期27円)で配当性向126.1%。2027年3月期は年36円を予想(予想配当性向62.1%)

財政状態

総資産

12,512百万円

純資産

4,286百万円

自己資本比率

34.3%

のれん

3,617百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 通期予想9,500百万円+14.8%900百万円+23.8%810百万円+11.8%450百万円+107.6%

注目ポイント

SNSマーケティングを得意とする同社は、イベント会社とEC支援会社の買収で売上を3割以上伸ばした。一方、主力のインフルエンサーマーケティングや美容メディアは、競争の激化やプラットフォーム側の要因で予想を下回った。新規連結に伴う販管費も増え、営業利益は4分の1減った。

買収で財務の姿も大きく変わった。のれんは約36億円に膨らみ、長期借入金は30億円強に増え、自己資本比率は5割から3割台に下がった。事業撤退損や減損も出して最終利益は6割以上減ったが、配当は増やし、配当性向は100%を超えた。

今期は、EC支援事業の通期寄与などで営業利益2割増を見込む。美容領域以外への広がりを狙った買収が、SNSマーケティングとの相乗効果を生めるかが問われる。

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出典:トレンダーズ株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年5月14日開示)

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