6094東証グロース広告プラットフォーム(プロダクト事業、国内・米国)、クリエイター事業(UUUM)、投資事業
黒字転換
2026年9月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
広告配信プラットフォームやYouTuber事務所UUUMを傘下に持つフリークアウト・ホールディングス(連結)の2026年9月期第3四半期累計(2025年10月〜2026年6月)は、売上高が前年同期比15.9%増の427億80百万円、営業利益が8億3百万円(前年同期は4百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が13億46百万円(同2億73百万円の損失)となった。ただ、中間期の営業利益11億43百万円から減っており、4〜6月の3か月は約3億40百万円の営業損失だった計算になる。純利益は通期予想(7億90百万円)をすでに上回っているが、予想は据え置いた。
売上高
42,780百万円
+15.9%営業利益
803百万円
前年同期△4百万円経常利益
1,757百万円
+852.7%親会社株主に帰属する四半期純利益
1,346百万円
前年同期△273百万円EBITDA
2,454百万円
+78.7%自己資本比率
30.6%
前期末26.1%ハイライト
- 売上高は42,780百万円(前年同期比+15.9%)、営業利益は803百万円(前年同期は4百万円の損失)。持分法投資利益712百万円や為替差益379百万円で経常利益は1,757百万円(+852.7%)。投資有価証券評価損237百万円や減損損失77百万円などを計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,346百万円、1株当たり77.50円。EBITDAは2,454百万円(+78.7%)、調整後当期利益は884百万円(+77.0%)
- 中間期の営業利益1,143百万円に対し第3四半期累計は803百万円で、4〜6月の3か月だけでは約340百万円の営業損失となる計算(当社試算)。短信にこの四半期単独の損益についての説明はない
- プロダクト事業は、国内の「Scarlet」が商流変更で減益となった一方、動画広告「GP」、不動産BPaaSのスミカ、リテールメディアのストアギーク、米国Playwireが伸び、売上高25,020百万円(+16.3%)、セグメント利益518百万円(+8.0%)
- クリエイター事業(UUUM)は構造改革と既存事業の再成長で売上高17,090百万円(+11.6%)、セグメント利益1,279百万円(前年同期14百万円)。投資事業は保有株式の一部売却で売上高644百万円、セグメント利益581百万円。その他事業(グループ経営管理など)はセグメント損失1,149百万円(前年同期は494百万円の損失)
- 財政状態は、総資産38,854百万円(前期末比△1,355百万円)、純資産13,663百万円、自己資本比率30.6%(前期末26.1%)。現金及び預金が4,658百万円減り、短期借入金が962百万円、長期借入金が1,599百万円減った
- 通期予想(修正なし)は売上高55,600百万円(前期比+10.5%)、営業利益1,300百万円、経常利益1,600百万円(+183.4%)、純利益790百万円(+186.8%)。第3四半期までの進捗は売上高76.9%、営業利益61.8%、経常利益109.8%、純利益170.4%(当社試算)
- 【要確認】経常利益・純利益はすでに通期予想を上回っており、予想どおりなら第4四半期は純損益で約556百万円の損失となる計算(当社試算)。短信に予想を据え置いた理由の説明はない
- 配当は無配を予想
財政状態
総資産
38,854百万円
純資産
13,663百万円
自己資本比率
30.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年9月期 通期予想(修正なし) | 55,600百万円(進捗76.9%)+10.5% | 1,300百万円(進捗61.8%) | 1,600百万円(進捗109.8%)+183.4% | 790百万円(進捗170.4%)+186.8% |
注目ポイント
広告配信技術とYouTuber事務所UUUMを柱とする同社は、第3四半期までの営業損益が前年の赤字から8億円の黒字に転じた。UUUMの立て直しが進んだことに加え、保有株の売却益も利益を押し上げた。
ただし、4〜6月の3か月だけを見ると、3億円余りの営業赤字だった計算になる(当社試算)。グループの管理部門などを含むその他事業の損失も前年の2倍以上に膨らんだ。
純利益は既に通期予想を上回っているが、会社は予想を据え置いた。第4四半期に本業の広告とクリエイター事業で再び黒字を確保できるかが焦点となる。