決算ノート
8938東証グロース医療関連事業(アライアンス先の病院・診療所・介護施設への経営支援など)、不動産関連事業(北海道の商業施設の賃貸)

2026年3月期 第3四半期 決算サマリー

サマリー

医療機関の経営支援を手がけるグローム・ホールディングス(連結)の2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)は、売上高が前年同期比1.8%増の15億4百万円、営業損失は57百万円(前年同期は38百万円の損失)だった。持分法適用関連会社だったDAホールディングスの株式を全て譲渡したことに伴い、持分法による投資損失3億13百万円と関係会社株式売却損83百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億82百万円に膨らんだ。通期予想は2025年11月の修正から据え置いた。

売上高

1,504百万円

+1.8%

営業利益赤字

△57百万円

前年同期△38百万円

経常利益赤字

△380百万円

前年同期△44百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△482百万円

前年同期△38百万円

医療関連事業 セグメント利益

221百万円

+6.9%

自己資本比率

89.2%

前期末88.9%

ハイライト

  • 売上高は1,504百万円(前年同期比+1.8%)。売上原価が835百万円(前年同期746百万円)に増え、売上総利益は668百万円(前年同期730百万円)に減った。販管費は726百万円(前年同期769百万円)に減ったものの、営業損失は57百万円(前年同期は38百万円の損失)
  • 持分法適用関連会社だった株式会社DAホールディングスの保有株式を全て譲渡した。同社の中間決算の確定により、持分法による投資損失313百万円(営業外費用)と関係会社株式売却損83百万円(特別損失)を計上し、経常損失は380百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は482百万円(1株当たり△53.32円)
  • 医療関連事業は売上高1,404百万円(+2.2%)、営業利益221百万円(+6.9%)。アライアンス先は無床診療所6、有床診療所8、病院(介護医療院を含む)24、介護老人保健施設12の計50施設(総病床数4,826床)で、前期末から減った
  • 不動産関連事業は北海道釧路市と留萌市の商業施設の賃貸で、売上高99百万円(△3.1%)、営業利益30百万円(△14.9%)
  • 財政状態は、総資産8,054百万円(前期末比△6.8%)、純資産7,337百万円、自己資本比率89.2%。関係会社株式797百万円がなくなった一方、現金及び預金は2,567百万円(前期末2,186百万円)に増えた。営業貸付金は1,708百万円、長期貸付金は1,945百万円
  • 通期予想は2025年11月14日の修正から変更なし。売上高2,154百万円(+5.4%)、営業利益22百万円、経常損失298百万円、親会社株主に帰属する当期純損失405百万円。予想達成には第4四半期に営業利益79百万円が必要な計算(当社試算)
  • 配当は期末無配の予想(前期は2円)

財政状態

総資産

8,054百万円

純資産

7,337百万円

自己資本比率

89.2%

現金及び預金

2,567百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年3月期 通期予想(2025年11月14日修正、変更なし)2,154百万円+5.4%22百万円+148.4%△298百万円△405百万円

注目ポイント

純損失が4億円台に膨らんだのは、持分法適用関連会社だったDAホールディングスの株式を全て手放したことに伴う損失によるものだ。持分法による投資損失と株式売却損を合わせて約4億円の損失を計上した。本業の損益とは別の一時的な要因である。

本業では、主力の医療関連事業が増収増益を確保した一方、全社費用の増加などで連結では営業赤字が続いた。アライアンス先の施設数は前期末から減っており、提携先の拡大が今後の成長の前提になる。

通期では営業黒字を見込むが、第4四半期だけで80百万円近い営業利益が必要になる(当社試算)。株式売却で手元資金は厚みを増しており、その資金をどのような成長投資に振り向けるかも注目点になる。

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出典:グローム・ホールディングス株式会社「2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年2月13日開示)

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