8938東証グロース医療関連事業(アライアンス先の病院・診療所・介護施設への経営支援、医療機器等販売、医療ツーリズム)、不動産関連事業、系統用蓄電池事業(新規)
黒字転換
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
医療機関の経営支援を手がけるグローム・ホールディングス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、売上高が前年同期比2.3%増の4億58百万円、販管費の減少で営業利益は30百万円(前年同期は16百万円の損失)と黒字に転じた。前年同期に関連会社株式の譲渡損失などを計上した反動で、親会社株主に帰属する四半期純利益は12百万円(前年同期は4億28百万円の損失)。系統用蓄電所の取得で建設仮勘定が10億35百万円に増えた。通期予想(売上高31億66百万円、営業利益1億97百万円)は据え置いた。
売上高
458百万円
+2.3%営業利益
30百万円
前年同期△16百万円経常利益
18百万円
前年同期△25百万円親会社株主に帰属する四半期純利益
12百万円
前年同期△428百万円医療関連事業 セグメント利益
116百万円
+74.7%自己資本比率
91.0%
前期末90.3%ハイライト
- 売上高は458百万円(前年同期比+2.3%)。売上総利益は237百万円(前年同期217百万円)に増え、販管費は206百万円(前年同期234百万円)に減り、営業利益は30百万円(前年同期は16百万円の損失)と黒字化した
- 営業外費用に第三者割当増資に伴う株式交付費11百万円を計上し、経常利益は18百万円。前年同期は関連会社株式の譲渡などで特別損失404百万円を計上していたため、親会社株主に帰属する四半期純利益は12百万円(前年同期は428百万円の損失)
- 医療関連事業は売上高423百万円(+2.3%)、営業利益116百万円(+74.7%)。アライアンス先は計49施設・総病床数4,419床で、前期末(50施設・4,826床)から減った
- 不動産関連事業は北海道釧路市と留萌市の商業施設の賃貸で、売上高34百万円(+1.1%)、営業利益14百万円(+3.8%)
- 財政状態は、総資産8,355百万円(前期末比+5.8%)、純資産7,777百万円、自己資本比率91.0%。第三者割当増資で資本金と資本剰余金がそれぞれ230百万円増えた。系統用蓄電所の取得などで建設仮勘定が1,035百万円、土地が99百万円増えた一方、現金及び預金は1,885百万円(前期末2,546百万円)に減った
- 通期予想は2026年5月15日公表から変更なし。売上高3,166百万円(+58.0%)、営業利益197百万円、純利益186百万円。第1四半期の進捗率は売上高14.5%、営業利益15.2%(当社試算)。会社は蓄電所の第1号・第2号施設の事業開始を2026年7〜8月に予定しており、売上貢献は第2四半期以降になる
- 配当は期末3円(前期は無配)の予想で修正なし
財政状態
総資産
8,355百万円
純資産
7,777百万円
自己資本比率
91.0%
現金及び預金
1,885百万円
建設仮勘定
1,035百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(変更なし) | 3,166百万円(進捗14.5%)+58.0% | 197百万円(進捗15.2%) | 198百万円 | 186百万円 |
注目ポイント
前期に関連会社株式の譲渡損失や不採算事業の整理を済ませたことで、第1四半期は営業・最終とも黒字でスタートした。主力の医療関連事業は増収で、セグメント利益は7割以上増えた。
ただし、アライアンス先の病床数は前期末から400床余り減っている。会社は収益性を重視した経営に切り替えるとしているが、顧客基盤の縮小が続けば、医療関連事業の売上の伸びは限られる。
通期で売上高を6割近く伸ばす計画の中心は、7〜8月に事業を始める系統用蓄電所だ。第1四半期に建設仮勘定が10億円を超え、手元資金は減った。蓄電所が予定どおり稼働し、計画した収益を上げられるかが、第2四半期以降の焦点になる。