決算ノート
265A東証グロース「AI×音」サイエンス事業(音声認識「Voice Contact」、AI議事録、対話型AIエージェント、異音検知、AI開発・コンサルティング)
黒字転換

2026年12月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

音声認識などのAIを手がけるHmcomm(単体)の2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、AIソリューション事業で大型の開発案件が売上を牽引し、売上高が前年同期比44.5%増の3億32百万円となり、営業損益は3百万円の利益(前年同期は15百万円の損失)に転じた。四半期純利益は0百万円(687千円)。通期予想(売上高13億73百万円、営業利益56百万円)は据え置き、第2四半期累計は営業損失29百万円を見込む。

売上高

332百万円

+44.5%

営業利益

3百万円

前年同期△15百万円

経常利益

5百万円

前年同期△14百万円

四半期純利益

687千円

前年同期△15百万円

売上総利益率

44.0%

前年同期35.7%(当社試算)

自己資本比率

90.9%

前期末80.7%

ハイライト

  • 売上高は332百万円(前年同期比+44.5%)、売上総利益率は44.0%(前年同期35.7%、当社試算)。販管費は143百万円(前年同期97百万円)に増えたが、営業利益は3百万円(前年同期は15百万円の損失)、経常利益は5百万円。事務所移転費用や税金費用を差し引き、四半期純利益は687千円(前年同期は15百万円の損失)
  • AIプロダクト事業では、音声認識プラットフォーム「Voice Contact」の基盤拡張やライセンス更新が順調で、AI議事録「ZMEETING」は大手金融機関への導入開発が進んだ。対話型AIエージェント「Terry2」はワークスアイディとの業務提携で共同販売・開発体制を築いた。異音検知「FAST-D」は大手企業から新規受注を獲得した
  • AIソリューション事業では、DX推進に向けたAI開発・コンサルティングで大型案件の受注と計画的な進行が売上を大きく牽引した。「AI×音」サイエンス事業の単一セグメント
  • 財政状態は、総資産1,851百万円(前期末比△232百万円)、純資産1,682百万円、自己資本比率90.9%(前期末80.7%)。事業譲受に係る条件付取得対価の決済などで現金及び預金が302百万円、未払金が238百万円減った
  • 業績予想(修正なし)は、第2四半期累計が売上高611百万円(+39.1%)、営業損失29百万円、純損失43百万円、通期が売上高1,373百万円(+23.5%)、営業利益56百万円(+46.5%)、経常利益45百万円(+16.2%)、純利益22百万円(+19.9%)。第1四半期の売上高進捗は通期の24.2%(当社試算)
  • 配当は無配を予想

財政状態

総資産

1,851百万円

純資産

1,682百万円

自己資本比率

90.9%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2026年12月期 通期予想(修正なし)1,373百万円(進捗24.2%)+23.5%56百万円+46.5%45百万円+16.2%22百万円+19.9%

注目ポイント

音声認識や異音検知など「音」を扱うAIを手がける同社は、1〜3月期の売上高が4割以上伸び、営業損益がわずかながら黒字に転じた。企業のDXを支援するAI開発の大型案件が売上を押し上げた。

製品面では、コールセンター向けの音声認識や議事録AIの導入が進み、対話型AIエージェントでは人材会社との提携で販売体制を広げた。

会社は上期を営業赤字、通期では5千万円台の営業黒字と見込んでおり、利益は下期に偏る計画だ。受注した開発案件を、継続的なライセンス収入につなげられるかが成長の鍵となる。

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出典:Hmcomm株式会社「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」(2026年5月15日開示)

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