265A東証グロース「AI×音」サイエンス事業(音声認識「Voice Contact」、AI議事録、対話型AIエージェント、異音検知、AI開発・コンサルティング)
上方修正
2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
音声認識などのAIを手がけるHmcomm(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、売上高6億24百万円、営業利益13百万円、経常利益16百万円となり、税金費用の計上で親会社株主に帰属する中間純損失は6百万円となった。2026年5月にシステム開発のコラボテクノを子会社化し、中間期から連結決算に移行したため前年同期との比較はない。7月に中間期予想を営業損失29百万円から営業利益2百万円に上方修正しており、実績はこれを上回った。通期の連結予想は売上高14億50百万円、営業利益1億1百万円(従来の単体予想56百万円)とした。
売上高
624百万円
営業利益
13百万円
経常利益
16百万円
親会社株主に帰属する中間純利益赤字
△6百万円
売上総利益率
45.7%(当社試算)
自己資本比率
82.5%
ハイライト
- 売上高は624百万円、売上総利益は285百万円、営業利益は13百万円、経常利益は16百万円。法人税等調整額16百万円などの税金費用22百万円を計上し、親会社株主に帰属する中間純損失は6百万円(1株当たり△1.62円)。当中間期から連結決算に移行したため、前年同期との比較は開示されていない
- 2026年5月11日にシステム開発のコラボテクノを子会社化した(6月30日をみなし取得日として連結)。5月には課題整理から開発・運用定着まで一貫して支援するAI実装事業「FDE」を始め、生成AIを使った自社開発環境「FD-X」とAIによる本社業務改革「NaNa」で原価と販管費の効率化を進めている
- AIプロダクト事業では、SaaS型の対話型AIエージェント「Terry2 mini」を4月に投入し、異音検知「FAST-D」は6月に四国電力への提供を始めた。滋賀県守山市との衛星データを使った水道管漏水検知は4月に社会実装フェーズへ移った
- AIソリューション事業は、大型案件の受注がおおむね計画どおり進み、FDEモデルの展開で収益性の高い案件の比率が上がったとしている。「AI×音」サイエンス事業の単一セグメント
- 7月15日に中間期予想(単体)を修正し、売上高624百万円(前回611百万円)、営業利益2百万円(同△29百万円)、純損失20百万円(同△43百万円)としていた。実績の営業利益13百万円はこれを上回った
- 財政状態は、総資産2,024百万円、純資産1,676百万円、自己資本比率82.5%。現金及び預金は1,098百万円、のれんは357百万円
- 連結決算開始に伴い、通期の連結業績予想を売上高1,450百万円、営業利益101百万円、経常利益100百万円、純利益31百万円とした(従来の単体予想は売上高1,373百万円、営業利益56百万円、純利益22百万円)。中間期の進捗は売上高43.0%、営業利益12.9%(当社試算)。配当は無配を予想
財政状態
総資産
2,024百万円
純資産
1,676百万円
自己資本比率
82.5%
現金及び預金
1,098百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(連結、2026年8月14日公表) | 1,450百万円(進捗43.0%)従来の単体予想1,373百万円 | 101百万円(進捗12.9%)従来の単体予想56百万円 | 100百万円(進捗16.0%)従来の単体予想45百万円 | 31百万円従来の単体予想22百万円 |
注目ポイント
音声認識や異音検知などのAIを手がける同社は、上期の営業損益が1千万円強の黒字となった。期初は3千万円近い営業赤字を見込んでいたが、7月に黒字予想へ引き上げ、実績はそれも上回った。生成AIを使って自社の開発や本社業務を効率化し、利益率の高い案件の比率を高めたという。
5月にはシステム開発会社を買収し、下期から損益が連結される。会社はこれを織り込み、通期の営業利益予想を1億円に引き上げた。
四国電力への異音検知AIの提供や、自治体の水道管の漏水検知など、社会インフラ分野での実装も進み始めた。下期に営業利益を上期の6倍以上積み上げる計画で、買収した子会社の貢献と開発案件の継続収入化が鍵となる。