決算ノート
3625東証グロースICTソリューション事業(システム・アプリの受託開発、システム改修支援「RescueTech」など)、クロスボーダー流通プラットフォーム事業(越境EC・海外販路支援)

2026年6月期 通期 決算サマリー

サマリー

システム受託開発のテックファームホールディングス(連結)の2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)は、ICTソリューション事業の売上が2期連続で過去最高を更新し、売上高が前期比5.3%増の70億59百万円となった。生成AIの研究開発やエンジニアの処遇改善などの戦略投資で、営業利益は同3.7%減の7億21百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.9%減の4億91百万円だったが、予想(営業利益6億円、純利益3億30百万円)は大きく上回った。2027年6月期は売上高75億円、営業利益7億50百万円を見込む。

売上高

7,059百万円

+5.3%

営業利益

721百万円

△3.7%

経常利益

754百万円

△0.9%

親会社株主に帰属する当期純利益

491百万円

△1.9%

ROE

16.8%

前期20.1%

自己資本比率

62.4%

前期末54.8%

ハイライト

  • 売上高は7,059百万円(前期比+5.3%)、営業利益は721百万円(△3.7%)、経常利益は754百万円(△0.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は491百万円(△1.9%)。予想(営業利益600百万円、純利益330百万円)を上回った
  • ICTソリューション事業は売上高6,681百万円(+7.8%)で2期連続の過去最高。生成AIの研究開発・技術検証、エンジニアの給与水準の見直し、教育投資を行い、セグメント利益は1,246百万円(△5.6%)。AI駆動開発の導入による開発期間の短縮を進めている
  • クロスボーダー流通プラットフォーム事業は、特定顧客の単発契約に頼らない構造への転換局面で売上高377百万円(△25.8%)、セグメント損失64百万円(前期は50百万円の損失)
  • 財政状態は、総資産5,042百万円、純資産3,148百万円、自己資本比率62.4%。営業CFは469百万円の収入、現金及び現金同等物は2,947百万円
  • 配当は年8円(前期8円)。2027年6月期も年8円を予想
  • 2027年6月期の予想は売上高7,500百万円(+6.2%)、営業利益750百万円(+3.9%)、経常利益730百万円(△3.2%)、純利益500百万円(+1.7%)。売上高100億円をめざし、エンジニアの増強やM&A・資本業務提携を検討するとしている

財政状態

総資産

5,042百万円

純資産

3,148百万円

自己資本比率

62.4%

現金及び現金同等物

2,947百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年6月期 通期予想7,500百万円+6.2%750百万円+3.9%730百万円△3.2%500百万円+1.7%

注目ポイント

戦略投資の年と位置づけた2026年6月期は、小幅な減益ながら期初の予想を大きく上回って着地した。主力の受託開発は2期連続で過去最高の売上となり、生成AIの研究開発や人材への投資をこなしながら利益水準を保った。

課題は越境ECを支援する事業で、売上が4分の1減り赤字が広がった。単発の大口契約に頼る形からの転換を進めているが、黒字化の道筋はまだ見えない。

2027年6月期は小幅な増収増益を見込み、売上高100億円に向けてM&Aも検討するとしている。AIを使った開発の効率化で、エンジニアの増強に伴う費用増を吸収し、利益率を高められるかが焦点になる。

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出典:テックファームホールディングス株式会社「2026年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)/同 決算説明資料」(2026年8月14日開示)

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