3900東証グロース人材マッチング(フリーランス・エンジニア)、DXコンサル、ビジネス向けSaaS(工数管理「クラウドログ」)
2026年9月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
フリーランス人材のマッチングを手がけるクラウドワークス(連結)の2026年9月期第1四半期(2025年10〜12月)は、売上高が前年同期比1.0%減の55億60百万円となり、DXコンサルタントやエンジニアの採用加速に伴う人件費・採用費の増加とオフィス移転の一時費用で、営業利益は同84.4%減の54百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同95.6%減の7百万円に落ち込んだ。通期予想(2025年11月公表)は売上高200億円(11.7%減)、営業損益は10億円の赤字から0円の範囲で、据え置いた。
売上高
5,560百万円
△1.0%営業利益
54百万円
△84.4%EBITDA(Non-GAAP)
172百万円
△69.5%親会社株主に帰属する四半期純利益
7百万円
△95.6%登録ユーザー数
760.0万人
前年同期比+73.2万人自己資本比率
42.5%
前期末40.7%ハイライト
- 売上高は5,560百万円(前年同期比△1.0%)、売上総利益は2,294百万円(△3.9%)。DXコンサルタントとエンジニアの採用加速に伴う人件費・採用教育費の増加と、オフィス移転に関する一時費用で販管費が2,240百万円(+9.9%、当社試算)に増え、営業利益は54百万円(△84.4%)、EBITDAは172百万円(△69.5%)。経常利益は74百万円(△78.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7百万円(△95.6%)
- マッチング事業は売上高5,275百万円(△1.3%)、セグメント利益116百万円(△67.0%)。AI活用の進展で変わる人材ニーズに対応し、コンサルティングを通じて1社あたりの契約単価の向上を図っている。2025年発足の新会社クラウドワークスコンサルティングを中心に、中堅・中小企業向けの「DXコンサルの民主化」を掲げる
- ビジネス向けSaaS事業は工数管理SaaS「クラウドログ」の導入が大企業・成長企業で進み、売上高250百万円(+2.5%)だったが、セグメント損失51百万円(前年同期は20百万円の利益)
- 2025年12月末の登録ユーザー数は760.0万人(前年同期比+73.2万人)、登録クライアント数は108.9万社(+6.8万社)
- 財政状態は、総資産15,030百万円(前期末比△660百万円)、純資産6,768百万円、自己資本比率42.5%(前期末40.7%)。現金及び預金が853百万円減り、オフィス移転などで有形固定資産が471百万円増えた
- 通期予想(2025年11月14日公表)は修正なし。売上高20,000百万円(前期比△11.7%)、売上総利益8,400百万円(△12.2%)、営業損益は△1,000百万円〜0百万円、EBITDAは△350百万円〜650百万円のレンジで開示。第1四半期の売上高進捗は27.8%(当社試算)
- 配当予想は記載なし(前期は無配)
財政状態
総資産
15,030百万円
純資産
6,768百万円
自己資本比率
42.5%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 売上総利益 | 営業利益 | EBITDA(Non-GAAP) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年9月期 通期予想(修正なし) | 20,000百万円(進捗27.8%)△11.7% | 8,400百万円(進捗27.3%)△12.2% | △1,000〜0百万円 | △350〜650百万円 |
注目ポイント
フリーランスと企業をつなぐマッチングで知られる同社は、第1四半期の売上がほぼ横ばいにとどまるなか、営業利益が8割以上減った。DXコンサルタントやエンジニアの採用を加速させた人件費と、オフィス移転の一時費用が重なった。
会社は、AIの普及で企業が求める人材が変わりつつあるとみて、単なるマッチングからコンサルティングを伴う高単価のサービスへの転換を進めている。新会社を立ち上げ、中堅・中小企業向けのDX支援にも力を入れる。
通期予想は売上高が1割強減り、営業損益は最大10億円の赤字という幅を持たせた内容で、第1四半期も据え置いた。事業転換に伴う投資がいつ収益に結びつくかが問われる1年となる。