決算ノート
3976東証グロースマーケティングクラウド事業(マーケティングオートメーション「SHANON MARKETING PLATFORM」「List Finder」)、イベントクラウド事業(展示会の来場管理など)
予想上方修正

2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー

サマリー

マーケティングオートメーション(MA)ツールを提供するシャノン(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、売上高が14億41百万円、営業利益が3億11百万円となった。繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額(利益)1億19百万円が加わり、親会社株主に帰属する中間純利益は3億96百万円。費用削減が想定以上に進んだとして、通期の営業利益予想を3億50百万円から5億円に、純利益予想を2億89百万円から6億円に引き上げた。

売上高

1,441百万円

営業利益

311百万円

前期中間期△21百万円

経常利益

310百万円

前期中間期△70百万円

親会社株主に帰属する中間純利益

396百万円

前期中間期△157百万円

ストック型売上

1,012百万円

自己資本比率

57.6%

前期末49.2%

ハイライト

  • 売上高は1,441百万円、営業利益は311百万円、経常利益は310百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は396百万円。前期に決算期を10月から12月に変更したため、短信は前年同期比の増減率を記載していない(前期中間期は営業損失21百万円、純損失157百万円)
  • マーケティングクラウド事業は、ストック型(サブスクリプション)売上1,012百万円、フロー型売上210百万円で、売上高1,222百万円、営業利益430百万円。契約アカウント数は888(前期末比+55.5%)
  • イベントクラウド事業は大型案件の納品時期の変更で予定を上回り、売上高219百万円、営業利益41百万円
  • 今後の課税所得の見積りを見直し、第2四半期に単体で繰延税金資産118百万円を新たに計上した。連結の法人税等調整額は119百万円の利益となり、中間純利益を押し上げた
  • 【修正】通期予想は売上高3,000百万円を据え置き、営業利益を350百万円から500百万円、経常利益を349百万円から498百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を289百万円から600百万円に引き上げた。仕入・外注費の削減や期中退職による人件費の減少で売上原価が約110百万円、広告宣伝費の見直しや減資による事業税の減少などで販管費が約40百万円減る見込み
  • 2026年3月31日付で減資(資本金984百万円・資本準備金729百万円をその他資本剰余金へ振替)と欠損填補を行い、資本金は100百万円になった。総資産2,400百万円、純資産1,384百万円、自己資本比率57.6%。現金及び預金は1,286百万円(前期末1,009百万円)
  • 修正後の通期予想に対する中間期の進捗率は、売上高48.0%、営業利益62.2%(当社試算)。配当は無配の予想。親会社はイノベーション(3970)

財政状態

総資産

2,400百万円

純資産

1,384百万円

自己資本比率

57.6%

現金及び預金

1,286百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年12月期 通期予想(8月14日上方修正)3,000百万円(据え置き)500百万円(従来350百万円)前期120百万円498百万円(従来349百万円)前期64百万円600百万円(従来289百万円)前期△27百万円

注目ポイント

中間期の営業利益は3億円を超え、通期の当初予想の9割近くに達した。売上はほぼ計画どおりだが、仕入や外注費、人件費、広告宣伝費の削減が想定以上に進んだ。会社は通期の営業利益予想を4割余り引き上げた。

純利益予想の倍増には、繰延税金資産の計上という税効果が含まれる。将来の課税所得を見込めるようになったことの表れではあるが、本業の稼ぐ力の改善分は営業利益の上方修正の方で見るべきだ。

今回の上方修正は売上を据え置いたままのコスト削減によるもので、同じペースでの利益改善が続くとは限らない。国産MAツールで首位奪還を掲げる同社が、今後はアカウント数の拡大で売上を伸ばせるかが焦点になる。親会社イノベーションの業績予想にも、同社の改善が大きく寄与している。

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出典:株式会社シャノン「2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)/繰延税金資産の計上及び通期業績予想(上方修正)の修正に関するお知らせ/同 決算説明資料/同 決算説明資料(テキスト詳細版)」(2026年8月14日開示)

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